2016年 04月 24日
MusicArena celebrated its 10th anniversary. |
今頃になって気が付いたのであるが、ここMusicArenaは10年前の4月から書き始めている。
元々はmixiに細々と書いていたCD試聴記だったが、たまたまmixiをやめてしまった仲間より広く外からも見えるblogにアップして欲しいとの要望があった。
それに応える形でexciteを借りて10年前に始めたという経緯がある。なので、音楽の試聴記自体は厳密な10周年ではないので高らかに宣言するのは少々憚られるが。
開設当時はもうちょっと余裕のある職場でITの企画戦略関係の仕事をしており、職務の性格から残業等の長時間労働を要せず、従って毎朝定刻に出勤し毎夕定時に退社していた。ほぼ毎晩、過去あるいは新譜のCDを聴いていて、そして勤務先のPR関係から読売日響の年間賛助会員として定演にも随分と通っていた。それらのインプレッションをこまめにmixiおよびblogに書いていた。
数年後、政権与党は自民党から当時の民主党に移った。霞ヶ関の構造まで変わったわけではないので目に見える生活の変化はなかったが。時を同じくし、私は故あって会社を移ることになる。それが現在の勤務先であるが、当時就いたのは巨大かつ長期に渡る、あるシステム開発プロジェクトであり、私はユーザ側のプロジェクト・マネージメントの全体を預かる格好となった。2年で終了するはずのプロジェクトは5年後の一昨年、ようやく終わる。
その間、色々なことがあった。まずあげるべきは東日本大震災。あの日の夕刻、公共交通機関が全て麻痺した東京都心部の職場から横浜の自宅まで徒歩帰宅したのがつい先日のように思い出される。携帯電話を通して配信された大津波の映像は、一瞬俄かには信じられないような惨状であった。この津波により全電源喪失し炉心溶融から水素爆発を引き起こした福島の原発事故は衝撃であった。この震災の爪痕は日本国内に深刻な影を落とし、いまだに解決の道筋には至っていない。そんな今般、熊本で大規模な地震が発生し甚大な被害が発生した。まことに心痛に堪えない。
2013年が明けてすぐ、故郷・富山の父親が他界した。重篤な症状で前年よりずっと入院していたが病魔には勝てなかった。平均余命からはまだ10年ほどは生きられるはずの歳だった。そしてその数か月後、今度は幼少期よりなにかと良くしてくれていた仲良しの叔父も逝ってしまった。こちらはもっと若く、定年退職して数年経ったところ。進行性の悪性腫瘍だった。
この10年で様々な音楽を聴いてきたわけだが、その一つ一つに思い出が深く、これといって特に取り上げて説明することはできない。そろそろ2015年度の総括としてMusicArena Awardsの選定を行わなければならないが、今回でこちらも10周年ということになる(最初はMusicArena Awardsとはいわず、自分的グランプリと称していた)。
このAwardsを過去から順に眺めてみると、最近ではあまり表舞台に出て来ない人、成功してスターダムにのし上がった人など様々だ。一貫して言えるのは、素晴らしい作品を素晴らしい演奏で収めた録音は普遍的であり、今聴いたとしても色褪せていないということ。なおかつ、録音技術やデジタル化の進展に影響されることなく、素晴らしい録音はとりもなおさず素晴らしいということ。
昨今では食べ歩き記としてご覧になっている諸兄も多いのだが、MusicArenaは根源的には音楽blogを標榜しており、本筋の充実を図るべく邁進していく所存。今後ともご愛顧のほどよろしくお願いしたい。
MusicArena主宰 primex64 拝
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♪ よい音楽を聴きましょう ♫

それに応える形でexciteを借りて10年前に始めたという経緯がある。なので、音楽の試聴記自体は厳密な10周年ではないので高らかに宣言するのは少々憚られるが。
開設当時はもうちょっと余裕のある職場でITの企画戦略関係の仕事をしており、職務の性格から残業等の長時間労働を要せず、従って毎朝定刻に出勤し毎夕定時に退社していた。ほぼ毎晩、過去あるいは新譜のCDを聴いていて、そして勤務先のPR関係から読売日響の年間賛助会員として定演にも随分と通っていた。それらのインプレッションをこまめにmixiおよびblogに書いていた。
数年後、政権与党は自民党から当時の民主党に移った。霞ヶ関の構造まで変わったわけではないので目に見える生活の変化はなかったが。時を同じくし、私は故あって会社を移ることになる。それが現在の勤務先であるが、当時就いたのは巨大かつ長期に渡る、あるシステム開発プロジェクトであり、私はユーザ側のプロジェクト・マネージメントの全体を預かる格好となった。2年で終了するはずのプロジェクトは5年後の一昨年、ようやく終わる。
その間、色々なことがあった。まずあげるべきは東日本大震災。あの日の夕刻、公共交通機関が全て麻痺した東京都心部の職場から横浜の自宅まで徒歩帰宅したのがつい先日のように思い出される。携帯電話を通して配信された大津波の映像は、一瞬俄かには信じられないような惨状であった。この津波により全電源喪失し炉心溶融から水素爆発を引き起こした福島の原発事故は衝撃であった。この震災の爪痕は日本国内に深刻な影を落とし、いまだに解決の道筋には至っていない。そんな今般、熊本で大規模な地震が発生し甚大な被害が発生した。まことに心痛に堪えない。
2013年が明けてすぐ、故郷・富山の父親が他界した。重篤な症状で前年よりずっと入院していたが病魔には勝てなかった。平均余命からはまだ10年ほどは生きられるはずの歳だった。そしてその数か月後、今度は幼少期よりなにかと良くしてくれていた仲良しの叔父も逝ってしまった。こちらはもっと若く、定年退職して数年経ったところ。進行性の悪性腫瘍だった。

このAwardsを過去から順に眺めてみると、最近ではあまり表舞台に出て来ない人、成功してスターダムにのし上がった人など様々だ。一貫して言えるのは、素晴らしい作品を素晴らしい演奏で収めた録音は普遍的であり、今聴いたとしても色褪せていないということ。なおかつ、録音技術やデジタル化の進展に影響されることなく、素晴らしい録音はとりもなおさず素晴らしいということ。
昨今では食べ歩き記としてご覧になっている諸兄も多いのだが、MusicArenaは根源的には音楽blogを標榜しており、本筋の充実を図るべく邁進していく所存。今後ともご愛顧のほどよろしくお願いしたい。
MusicArena主宰 primex64 拝

♪ よい音楽を聴きましょう ♫
by primex64
| 2016-04-24 12:52
| Music
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