2015年 10月 28日
Soli: Works for Solo Vn, Bartok, Penderecki Etc@Tamsin Waley-Cohen |
春のシグナムの新譜で、Vnの噂の才媛、タムシン=ウェーリー・コーエンが弾くバルトークほかの独奏曲集。

http://tower.jp/item/3849740/
Soli: Tamsin Waley-Cohen: Solo Works for Violin
Bartok: Sonata for Solo Violin, BB 124, Sz. 117
Benjamin, G:
Three Miniatures for Solo Violin
Four Lauds: III. Rhapsodic Musings
Carter, E: Statement - Remembering Aaron
Kurtag: Five Miniatures
Penderecki: Cadenza for solo violin
Tamsin Waley-Cohen (Vn)
ソリ ~無伴奏ヴァイオリン作品集
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz.117
ベンジャミン:無伴奏ヴァイオリンのための3つの小品
カーター:無伴奏ヴァイオリンのための《4つの賛美》より第1番、第2番
ペンデレツキ:カデンツァ
クルターク:6つの小品
タムシン・ウェーリー=コーエン(ヴァイオリン)
なかなかにチャレンジングなアルバムだ。イギリスの才媛と言われているタムシン・ウェーリー=コーエンだが、この人は噂に違わぬVnソリストであり、とても巧く、かつ凄みがある。バルトークの無伴奏ソナタでかなりやられてしまった。こんなにも芯が通ったバルトークのソナタは初めて聴く気がする。とにかく太い。そして瞑想的なのだけれども着実、沈着に作家の想定したであろう意思を紡ぐ。調性はあやふやで、しかも拍取りが怪しさ満開のバルトークなので解釈はちょっと難しいし、聴く側にもそれなりの解釈能力が求められるであろう。そしてなかなかの出来栄えだ。困ったことにバルトーク以降の現代作家の作品を評するのは主観が入ってしまって難しいのだ。
ベンジャミンの作品は無調性に近い調性音楽。だが、タムシンの超絶技巧が光って、ダブルストップを弾きながらポルタメントを掛け、そして究極のピチカートを連打する。音楽成分は少なくて、弦楽器の妙味を奇妙な旋律ラインを通じて味わうという趣向の音楽のようだ。残りの作家の作品に関しても同様の傾向で、調性があるようでない微妙な出来栄えの作品群だ。感想に関して述べるような予備知識も、体得的な才能もないので割愛する。
一つだけ言えるのはタムシン・ウェーリー=コーエンは素晴らしい才能を持った、もっと具体的にいうと図太く大胆な表現能力を備えたVnソリストであり、美学の追及というよりかはその場その場のインプロヴィゼーションを楽しんでいるかの風情の人だ。彼女は相当な大物で、そのうちブレークすると思う。
以下、東京エムプラスの販促文
・・・・・
ウェーリー=コーエン!
1944年以降の無伴奏ヴァイオリン作品集!
1721年製のストラディヴァリウス「ex-Fenyves」を奏でる今を輝くイギリスの若き才女、タムシン=ウェーリー・コーエンのSignum第4弾は「無伴奏ヴァイオリン作品集」!
自身初の無伴奏プログラムを、バルトークの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」をスタートとして1944年以降に作曲された、ベンジャミン、カーター、ペンデレツキ、クルタークという近現代作品で組んだウェーリー=コーエン。これまでにトルステン・ラッシュやジョゼフ・フィブス、リチャード・コーストンなどの新作初演を行うなど、現代作品の演奏にも積極的に取り組んできた英国の美しき名手が、銘器と研ぎ澄まされた感性で、1944年以降の無伴奏作品が持つ奥深き魅力を描き出す――。
・・・・・
(録音評)
Signum Classics 2014年9月20日-22日、メニューイン・ホール(イギリス)とある。機材に関しては例によって記載はない。音は超が付くほどのクォリティではないものの、いつものシグナムの形質であり。軽量感がありながらも生々しいところを余さず捉えて円盤に凝縮するというテクニックだ。カリカリの音質でないところがこのレーベルの良心と思う。
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♪ よい音楽を聴きましょう ♫

http://tower.jp/item/3849740/
Soli: Tamsin Waley-Cohen: Solo Works for Violin
Bartok: Sonata for Solo Violin, BB 124, Sz. 117
Benjamin, G:
Three Miniatures for Solo Violin
Four Lauds: III. Rhapsodic Musings
Carter, E: Statement - Remembering Aaron
Kurtag: Five Miniatures
Penderecki: Cadenza for solo violin
Tamsin Waley-Cohen (Vn)
ソリ ~無伴奏ヴァイオリン作品集
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz.117
ベンジャミン:無伴奏ヴァイオリンのための3つの小品
カーター:無伴奏ヴァイオリンのための《4つの賛美》より第1番、第2番
ペンデレツキ:カデンツァ
クルターク:6つの小品
タムシン・ウェーリー=コーエン(ヴァイオリン)
なかなかにチャレンジングなアルバムだ。イギリスの才媛と言われているタムシン・ウェーリー=コーエンだが、この人は噂に違わぬVnソリストであり、とても巧く、かつ凄みがある。バルトークの無伴奏ソナタでかなりやられてしまった。こんなにも芯が通ったバルトークのソナタは初めて聴く気がする。とにかく太い。そして瞑想的なのだけれども着実、沈着に作家の想定したであろう意思を紡ぐ。調性はあやふやで、しかも拍取りが怪しさ満開のバルトークなので解釈はちょっと難しいし、聴く側にもそれなりの解釈能力が求められるであろう。そしてなかなかの出来栄えだ。困ったことにバルトーク以降の現代作家の作品を評するのは主観が入ってしまって難しいのだ。
ベンジャミンの作品は無調性に近い調性音楽。だが、タムシンの超絶技巧が光って、ダブルストップを弾きながらポルタメントを掛け、そして究極のピチカートを連打する。音楽成分は少なくて、弦楽器の妙味を奇妙な旋律ラインを通じて味わうという趣向の音楽のようだ。残りの作家の作品に関しても同様の傾向で、調性があるようでない微妙な出来栄えの作品群だ。感想に関して述べるような予備知識も、体得的な才能もないので割愛する。
一つだけ言えるのはタムシン・ウェーリー=コーエンは素晴らしい才能を持った、もっと具体的にいうと図太く大胆な表現能力を備えたVnソリストであり、美学の追及というよりかはその場その場のインプロヴィゼーションを楽しんでいるかの風情の人だ。彼女は相当な大物で、そのうちブレークすると思う。
以下、東京エムプラスの販促文
・・・・・
ウェーリー=コーエン!
1944年以降の無伴奏ヴァイオリン作品集!
1721年製のストラディヴァリウス「ex-Fenyves」を奏でる今を輝くイギリスの若き才女、タムシン=ウェーリー・コーエンのSignum第4弾は「無伴奏ヴァイオリン作品集」!
自身初の無伴奏プログラムを、バルトークの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」をスタートとして1944年以降に作曲された、ベンジャミン、カーター、ペンデレツキ、クルタークという近現代作品で組んだウェーリー=コーエン。これまでにトルステン・ラッシュやジョゼフ・フィブス、リチャード・コーストンなどの新作初演を行うなど、現代作品の演奏にも積極的に取り組んできた英国の美しき名手が、銘器と研ぎ澄まされた感性で、1944年以降の無伴奏作品が持つ奥深き魅力を描き出す――。
・・・・・
(録音評)
Signum Classics 2014年9月20日-22日、メニューイン・ホール(イギリス)とある。機材に関しては例によって記載はない。音は超が付くほどのクォリティではないものの、いつものシグナムの形質であり。軽量感がありながらも生々しいところを余さず捉えて円盤に凝縮するというテクニックだ。カリカリの音質でないところがこのレーベルの良心と思う。
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by primex64
| 2015-10-28 23:02
| Solo - Vn
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