じゃのめや@伊勢佐木町 |
通常ホリデー・ランチをやっていて、一番安い1000円の方から並べると小口ステーキ定食とハンバーグ定食、1200円で牛丼、1500円で牛鍋弁当、最も高い1600円で牛鍋定食というラインナップ。常時あると言っているのは牛丼と牛鍋弁当。一番豪華なのは無論、牛鍋定食。これは夜のコースの縮図で、鉄鍋をコンロで熱し割り下を注いで具材と牛肉を煮込んで頂くもの。
たまたまこの日のラインナップは牛鍋弁当と牛丼の2種類のみであった。店は割と混んでいて、いつもの名物仲居に促されて店の中央あたりのボックス席に座る。当然のように牛鍋弁当を4つオーダー。いったん下がった仲居が申し訳なさそうに、弁当は2つしかできない、後は牛丼のみとなる旨を告げに来た。仕方ないので娘二人に弁当を譲り、親は牛丼を頂くことにした。
仲居は、牛丼は弁当と比較すると量的に少ないので一つは大盛りにしたらどうかと言う。その提案を受け入れ、私は大盛りでお願いした。いままで大盛りにできること自体知らなかったし、そういう頼み方をするという着想もしなかった。大盛りはどの程度のものなのか興味がそそられるところ。待つこと暫し、弁当が到着。小綺麗なお重に収まった粋ないでたちだ。
蓋を取ると半分にご飯、もう半分に焼豆腐、春菊、白滝、長葱の削ぎ切り、そしてA5等級の牛ロースが鎮座している。別途供される生卵を溶いて適宜浸して頂くという趣向で、卓上のコンロと鉄鍋で煮込みながら熱いところを頂くという手間を省いたお重入りバージョンと考えてよい。勿論、割り下を注いだ鉄板を使用しないので、締めのきしめんは付かない。
次いで牛丼が二つ同時に到着。器は同じであるが、大盛りの方は下から牛肉が溢れていて蓋が閉まっていない。写真にある通りの本当の大盛りであり、もの凄い量に見える。蓋を取ると全貌が明らかになり、それは並盛の方と比べると一目瞭然だ。目測では、ご飯の量も具材=牛肉の量も並盛の1.5倍はゆうにある感じだ。家族一同、その量に唖然とした。
食べ始めて気付いたのであるが、いくら食べてもご飯も肉も減らない。肉を数枚とって頂いてもまだ下には肉が多量に堆積しており、さらに下層から掘り出した汁気を帯びたご飯とともに頂けども丼の中は減っていかない。途中、絶品の赤出汁を啜りつつ箸を進めるが一向に消化されない。一方、娘たちの弁当の方も似た感じで、かなり威勢よく食べてはいるが減らない。
家内の方の並盛は適量らしくてテンポよく消化されるが、残り三人は苦戦。お重に収まりよく入っているご飯は量が少なく見えるが、実際に食べてみるとかなりの量で、それは肉の量とうまい具合にバランスはしているのであるが、いかんせん牛肉の量が凄まじく、娘は二人とも箸が進まなくなっては小休止を繰り返す。私の方の大盛り丼もそれと似たペース。
相当の時間をかけ、4人とも完食。量的には半端ではなく胃に優しくはなかった。上等な黒毛和牛をたらふく頂いていてこういった物言いは相当ばちあたりだとは思うが。肉の分量が多いことを除けばそれはそれはハイクォリティな牛肉であり、これ以上望むべくもない美味なのであった。じゃのめやの限定昼定食はとにかくお値打ちものなのである。
じゃのめや
横浜市中区伊勢佐木町5-126
電話: 045-251-0832
営業: 火~金:17:00~21:00
土日祝:12:00~21:00
定休: 月曜(12~1月は不定休)
最寄: 市営BL 伊勢佐木長者町7分、阪東橋5分、
京急 黄金町 6分
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