自家製麺 SHIN(新)@反町 |
予測通り全くだめだった。手前の流し台で丼を洗っていたご子息にちらっと聞いたら、この日は開店10分で全数売り切れたとか。そう、SHIN初の熟成を要する縮れ麺、そのほか味噌ラーメンに必要となる普段とは違う材料や調理の手間等を考えて昼10食+夜5食だけの提供が限界という。そして必要なコンロの口数等を考慮すると一部のつけ麺を休止せざるを得ない由。
ならばと、この日はオーソドックスな旨辛らーめん、揚げチキン麺をオーダー。なお味噌ラーメンがどんなものかは幸運にも既に食べた人がいらっしゃるのでそちらのレポートをご覧いただくとしても、やはり店主曰く、食材をフライパン(中華鍋)で一食ずつ煽って炒めるのが一苦労とのこと。腕の疲労もあるだろうがとにかく暑くて仕方ないとか。店主は少々お疲れの模様。
それでも接客スタイルはいつも通りで実に和んだ店舗運営だ。昨今では昼営業では待ち行列は必至であり、いつの間にかハードルの高い店となってしまった。無論、店主のこの生来の明るさと勉強熱心さ、味覚の確かさに引かれて訪れる客が過半を占めるであろうし、その結果多忙となってしまうのは致し方ないところだし望まれるところでもあろう。だが無理は禁物。
店主と二言三言会話を交わし待つこと暫し、旨辛、ついで揚げチキンがサーブ。旨辛については辛麺マニアがリピートするので馴染んでいるが、揚げチキンは久し振りという気がする。もう半年以上あいたようだ。この香しい揚げ油の芳香は従前通りで食欲がそそられる。これが豚の肋ならば排骨(パイコー)だが、これは鶏モモにから揚げ粉がまぶされて皮付で揚がったもの。
この鶏肉は以前よりも肉の厚みが増して、なおかつ噛み締めるときの抵抗感も増し、旨みも甘味も増した気がする。醤油ベースのオーソドックスなスープ、ぱつんとした低加水麺との相性が悪いはずもなく、久しぶりに貪りつくように頂いた。戸外は凍えるような寒い一日だったが食べ終えたら汗が噴き出していた。
自家製麺 SHIN(新)
横浜市神奈川区反町1-3-8
電話: 045-548-3973
営業: 11:30~14:30
18:00~21:00(木金土のみ)
定休: 水曜
最寄: 東急東横線 反町4分
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