地球の中華そば@伊勢佐木長者町 |
買った食券はあらかじめ決めていた極選辛味そば(醤油)+味玉。これは家内が前回食べた直後に宿題としていたメニューだ。前回同様、カウンタの一番奥に通された。塩と醤油のどちらか、パクチを入れるか抜くかを聞かれたので、醤油、パクチ可と答える。なお、前回はこの店の看板メニューともいえる塩そばだったので、今回の辛味は醤油味にした。
待つこと暫し、綺麗に盛り付けられた極選辛味がサーブされる。スープは赤い。店の薀蓄によればこれは自家製辣油と岐阜県飛騨産あじめこしょう(伝統野菜の唐辛子)で辛味を利かせたものらしい。一掬いすると確かに辛いが、かっかするような激辛でもないし、びりびりとした痺れも感じられない。寧ろ辛味よりも滋味が先にやってきて、時間差で辛味が来る感じだ。
醤油は初めてだが、舌触りはまろやかで、そして香りが馥郁としていて優しい。シンプルだけれどもそのぶん味の要素が厳しく対峙する塩よりもゆったりと肩の力を抜いて食べられる、いわば安心できる設定のスープとなっている。これほどに美味しいスープならば辛味ではなくてノーマルの醤油そばを味わっておいたほうが良かったかもしれない。
具はオプション追加した味玉以外には大物はあまり入っていない。細切りにしたチャーシュー、上質なメンマ、そして削ぎ切りの葱、白胡麻、そしてパクチが添えつけられる。パクチは好みはあるだろうが、この坦坦風の辛味と胡麻の風味とはうまくマッチしていて自分としてはこの香味野菜がこの商品の大きな特徴と思うので必須と見た。
麺だが、塩の場合には22番という細麺、醤油には18番という中細麺が合せられるそうだ。前回の塩は22番らしく細かった。この18番はぱっつんとした低加水で、今風の硬めの仕上がりの麺。他でいうとSHINやイツワ製麺所などの麺と類似性がある。力のある深い味の醤油スープにはこの中細サイズがマッチするのだ。個人的にはもうちょっと太くても良いと思う。
添え付ける具材をどうするのかは工夫の余地はある気がする。だが辛味スープと上質麺をシンプルに味わうにはこれはこれで良いし、へんてこなものをごたごた添えなくても味の基本だけで勝負できているので良しとすべきか。いずれにせよ高度にバランスした美味い辛味のラーメンだ。この店には他に白湯系列があってそちらは未食。ここの店のジャンルは意外に奥が深いのだ。
地球の中華そば (ほしのちゅうかそば)
横浜市中区長者町2-5-4-101
電話: 045-319-4248
営業: 11:30~15:00
水・金:昼+18:00~21:00
(スープ・麺切れまで)
定休: 月曜
最寄: 市営BL伊勢佐木長者町 6分
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