門左衛門@羽田 |
気に入っていたスリランカ・カレーの店=コートロッジに行くも別の店になっていた。閉店したらしく残念だ。
ということでこの際だからとアッパーデッキの他の店を回ってみた。帰省ラッシュは先週終わっていてターミナル内は比較的空いているのだがそれでも飲食店は混んでいて行列が出来ているところが多い。
そんななかで蕎麦の店でそこそこ回転が速そうなこちらを選んだ。メニューを眺めると割子蕎麦が得意のようだ。その他、竈で炊き上げた白米が自慢らしく握り飯の空弁も売っている。割子といえば出雲の郷土料理だが何か所縁があるかどうかは不明。家内はわりこ天ぷら、私はぴり辛鴨汁わりこ+ミニ天丼のセットとした。ついでに中生も二つ頼んだら間髪入れずにすぐに出てきた。
待つこと暫し、オーダー品は両方同時にサーブされた。わりこ天ぷらはごく普通のいでたちで、割子の添え付けは山菜ととろろ芋、そして天ぷらだ。割子は合計3段付いている。女性にとっては分量が多いかもしれない。ぴり辛鴨汁の漬けだれは見た目が真っ赤でとても辛そうだ。そこに蕎麦を浸すのであろうが、何となく中華っぽい汁に日本蕎麦を漬けるのには幾ぶん抵抗感がある。
赤色は辣油のようだがそう辛くはなく、胡麻の香りが強い。丼には鴨スライスが4~5枚、炙った丸太切りの長葱が沈む。合鴨だろうがわりと上質で、胡麻風味に負けずちゃんと肉の風味を主張している。また長葱は鴨の脂と一種の臭みを中和する効果がある定石の取り合わせだ。ここに蕎麦を浸して啜ると、確かに中華料理を思わせる胡麻風味だが、そう悪くはない。蕎麦が鴨の脂と辣油を纏い、まま美味しい。
ミニ天丼の海老はちゃんとしたもので、恐らく小型のブラックタイガーだ。海老の他は薩摩芋、隠元、茄子で、ここに薄味の丼つゆがかかっており揚げた具の風味をスポイルすることなく美味しく頂くことが出来る。その下のご飯はもっちりしていてちょっと固め、米本来の馨しい香りが際立っている。なるほど、これが店頭の大竈で炊いた白飯らしく、高温高圧で炊き上げた米の特徴が出ている。
トータルすればこういったところで頂く蕎麦としてはこんなものかという感じで、ままそこそこの満足度だ。蕎麦自体のクォリティがもうちょっと良ければ、といったところだが多くを期待しても詮無いだろう。
門左衛門
東京都大田区羽田空港3-4-2
羽田空港第2旅客ターミナル3F
電話: 03-6428-9505
営業: 6:00~21:00
定休: 無休
最寄: モノレール 羽田空港第2ビル駅、
京急 羽田空港国内線ターミナル駅3~4分
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