2014年 07月 29日
杜記@伊勢佐木町 |
日曜は午後から天候が崩れるとの天気予報だった。だが、正午ごろまではそんな気配は全くなくて雲一つない快晴、しかも非常に暑い日だった。炎天下のなか、イセザキモールへ買い物に出た。
じゃのめやで牛肉を食おうと思って向かった。メニューボードの品書きの各段の横には売り切れと朱書きした紙片が貼り付けてあった。なにも残っていないようだ。気を取り直して馬車道方向へ踵を返す。そうそう、オデオンの手間には杜記があったのだ。メニューボードには見慣れたものとそうでないものがあった。
店は空いていて店員が現地語で喧しく雑談中だったが快く迎え入れてくれる。暑かったのでまずは生ビール、そして家内は麻婆茄子のランチ、私はチャーシュー炒飯+ワンタンのセットとした。それに、この店の一押しである焼き餃子も付けた。客は殆どいないのでビールが出るまではほんの1分といったところで、きんきんに冷えたジョッキがすぐにサーブされる。
奥の厨房では鍋に油をひいて食材を投入、じゃーじゃーという油が跳ねる音と、かんかんという金属同士が触れ合う音が響く。程なく麻婆茄子、そして炒飯のセットがサーブされた。麻婆茄子は深紅の辣油に泳いでいるという表現がぴったりな、いかにも辛そうな風体で、そして私の炒飯はそれほど多くはないけれどもそこそこの盛りのほかほか状態でサーブされた。
麻婆はそこそこ辛いけれども旨み成分も強くて、これは美味しい。茄子は割と細く切ってあるけれども萎れるほどの熱は加わっておらず青みが十分に感じられるフレッシュな仕上げ。ざく切りされた青葱と僅かに加えられている甘みのある青唐辛子の風味がコラボレートして素材感が強調される。ただ辛いだけではない絶妙な調味はさすがである。
私の炒飯だが、金華ハムに似た腰のあるチャーシューを微塵切りにしたものを多量に含むご飯に全卵を粗くコーティングした感じのワイルドな出来栄えで、中国醤油と僅かな葫の香りが芳ばしくてとても美味しい。チャーシューは細かく切ってあるけれども、肉の部位、油の部位、ぷるぷるのコラーゲンの部位とがアトランダムに散らされていて食感と味が楽しい。
付け合わせのワンタンはむっちりとしていて、それでいて皮がとろとろに溶ける直前の寸止め状態にしてあって、パラパラした炒飯を頬張った後に頂くと至福だ。ベースのスープは真面目に煮出したと思われる鶏の半濁したもので、滋味が濃く、かつ鶏本来の風味も残されておりとても秀逸だ。ちょっとだけ黒胡椒を振るときりっと引き締まって更に美味しい。
遅れて登場した餃子はいつもの手堅い仕上がりであり、旨みエキスとラードを内包した硬めの餡は絶品。食べるには注意を要する。というのは中に含まれる灼熱のスープは小籠包と類似であり、不用意に噛んでしまうと液体が飛び出てきて低温火傷するか、あるいは衣服を汚してしまうからだ。もっちりした皮は独特で、これまたもっちりした餡とベストマッチ。


店を出るころには空がうって変わって暗い雲に覆われ、今にも雨が落ちそうな気配だった。そして、熱風に混ざって冷たく感じる風が吹いてきたら夕立かゲリラ豪雨の前駆現象とみてよい。案の定、ぱらぱらと大粒の雨滴が落ちてきた。午前中に聞いた天気予報は当たっていた。
杜記 海鮮火鍋菜館
横浜市中区伊勢佐木町3-107-32
電話: 045-231-2310
営業: 11:30~27:00
定休: 月曜
最寄: 市営BL伊勢佐木長者町5分、
京急日ノ出町5分
JR関内10分
1日1回、ここをポチっとクリック ! お願いします。
♪ よい音楽を聴きましょう ♫
じゃのめやで牛肉を食おうと思って向かった。メニューボードの品書きの各段の横には売り切れと朱書きした紙片が貼り付けてあった。なにも残っていないようだ。気を取り直して馬車道方向へ踵を返す。そうそう、オデオンの手間には杜記があったのだ。メニューボードには見慣れたものとそうでないものがあった。
店は空いていて店員が現地語で喧しく雑談中だったが快く迎え入れてくれる。暑かったのでまずは生ビール、そして家内は麻婆茄子のランチ、私はチャーシュー炒飯+ワンタンのセットとした。それに、この店の一押しである焼き餃子も付けた。客は殆どいないのでビールが出るまではほんの1分といったところで、きんきんに冷えたジョッキがすぐにサーブされる。
奥の厨房では鍋に油をひいて食材を投入、じゃーじゃーという油が跳ねる音と、かんかんという金属同士が触れ合う音が響く。程なく麻婆茄子、そして炒飯のセットがサーブされた。麻婆茄子は深紅の辣油に泳いでいるという表現がぴったりな、いかにも辛そうな風体で、そして私の炒飯はそれほど多くはないけれどもそこそこの盛りのほかほか状態でサーブされた。
麻婆はそこそこ辛いけれども旨み成分も強くて、これは美味しい。茄子は割と細く切ってあるけれども萎れるほどの熱は加わっておらず青みが十分に感じられるフレッシュな仕上げ。ざく切りされた青葱と僅かに加えられている甘みのある青唐辛子の風味がコラボレートして素材感が強調される。ただ辛いだけではない絶妙な調味はさすがである。
私の炒飯だが、金華ハムに似た腰のあるチャーシューを微塵切りにしたものを多量に含むご飯に全卵を粗くコーティングした感じのワイルドな出来栄えで、中国醤油と僅かな葫の香りが芳ばしくてとても美味しい。チャーシューは細かく切ってあるけれども、肉の部位、油の部位、ぷるぷるのコラーゲンの部位とがアトランダムに散らされていて食感と味が楽しい。
付け合わせのワンタンはむっちりとしていて、それでいて皮がとろとろに溶ける直前の寸止め状態にしてあって、パラパラした炒飯を頬張った後に頂くと至福だ。ベースのスープは真面目に煮出したと思われる鶏の半濁したもので、滋味が濃く、かつ鶏本来の風味も残されておりとても秀逸だ。ちょっとだけ黒胡椒を振るときりっと引き締まって更に美味しい。
遅れて登場した餃子はいつもの手堅い仕上がりであり、旨みエキスとラードを内包した硬めの餡は絶品。食べるには注意を要する。というのは中に含まれる灼熱のスープは小籠包と類似であり、不用意に噛んでしまうと液体が飛び出てきて低温火傷するか、あるいは衣服を汚してしまうからだ。もっちりした皮は独特で、これまたもっちりした餡とベストマッチ。

店を出るころには空がうって変わって暗い雲に覆われ、今にも雨が落ちそうな気配だった。そして、熱風に混ざって冷たく感じる風が吹いてきたら夕立かゲリラ豪雨の前駆現象とみてよい。案の定、ぱらぱらと大粒の雨滴が落ちてきた。午前中に聞いた天気予報は当たっていた。
杜記 海鮮火鍋菜館横浜市中区伊勢佐木町3-107-32
電話: 045-231-2310
営業: 11:30~27:00
定休: 月曜
最寄: 市営BL伊勢佐木長者町5分、
京急日ノ出町5分
JR関内10分
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by primex64
| 2014-07-29 23:57
| My dishes -Chinese
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