2013年 09月 11日
らーめん春友流@高島町 |
7月に食べて満足した春友流に家内を伴って行ってきた。
前回はチャーシュー麺だけを食べたが、次回は必ずやエーデルピルスを飲みながら、との思いを果たそうと心に決めての再訪だった。実は8月に入ってから家内と共に再訪したのであるが着いたのが14:40くらいで店は看板となっていた。Webに掲載されている営業時間は15:00までとなっていたが実際には14:30には暖簾を下げるようだ。
その轍を踏むまいと今回は14:00ちょっと前に到着。券売機に向かって家内は悩んだが、やはり辛い麺を食べたいとのことで新メニューである旨辛らーめん+味玉、そして私はこれまた新たに加わったカレー+ラーメンのセットをチョイス。尚、カレーはハーフサイズ、ラーメンは味玉らーめんとした。勿論、エーデルピルスのフルサイズを忘れず2杯付けた。
たまたま先客はゼロで店内にはポップスが静かに流れていた。そんななか若い女性スタッフに食券を渡すと、好きなところにどうぞ、というので窓際のテーブル席に腰を下ろした。
着席してすぐに冷えたエーデルピルスが到着。まずは昼間から乾杯。暑いこの季節には生ビールが実に有難い。
キューっとやると強めの炭酸が発泡し、同時にやってくるこの鮮やかな苦みがエーデルピルスそのものである。
この本格派の逸品を頂くのは何年ぶりであろうか。この重量感のある苦みとピルスナーの香しいストレートな薫りはエーデルピル以外ではまず味わえない。
そうこうするうちにメインディッシュがすべてサーブされた。小振りなカレーが旨そうで目を引く。このカレー、インド風ではないけれども香りが本格的である。市販の民生向けカレールーや業務用のルー、パウダーでは出せない深い風味が特徴だ。敢えて言うと、英国C&B社のカレーパウダーに通じる仄かだけれども高貴な香りと強い滋味成分が渾然一体となったものである。
そう、これはラーメン屋のサイド・ディッシュとは思われない出来栄え。よく見るとルビー色をした辣油のような液体がたらりと一回ししてある。
これが辛みオイルらしくてちょっと混ぜて口に運ぶと強い刺激がやってくる。単に辛いだけではなくて深い旨みも含まれており美味だ。
家内の頼んだ旨辛らーめんの表面にもカレーに載っている同じルビー色の液体がたらりとかかっている。
それに甲殻類を揚げて油漬けにしたような黒い粒状のペーストも添えてあり、これらをちょいと馴染ませて頂くと口の中は辛みと旨みの得も言われぬ二重奏状態と化するのだ。
私の味玉らーめんは初回に頂いた一杯と基本的には同じ構成で、どろりと高粘度な濃厚スープに沈む西山の多加水麺がこの店の第一の特徴を醸している。
今回は塩分はそれなりに多く感じられ、フック度合いも申し分なく、そしてスープのこの強烈な旨みに絡みつく黄色い縮れ麺が箸を休めることを拒絶するのだ。
交互に頂くカレーは量こそ少ないがマッチング度は極めて良好で両者の相乗効果が食欲を更なる次元へと高めてくれる。カレー+ラーメンというと街の大衆食堂や社食では一般的なのかもしれないが、ラーメンを生業としている専門店で成功しているところは少ないように思う。横浜では伊勢佐木町の太源、東京では蒲田のインディアンくらいしか思い浮かばないが・・。
しかし、ここ春友のカレーはその両者に増して成功すると思われる予感がする。食べ終えてから店主に辛みオイルのことをそれとなく尋ねた。やはり旨み成分を抽出することに主眼を置いた製法らしく、そして辛みは普通の唐辛子以外にハバネロを使用している由、確かに鮮やかで時間差なしに襲ってくるダイレクトな辛みは鮮烈だった。辛いものが好きな人には堪えられない魔法のオイルではなかろうか。
徐々に、しかも着実に進化する春友流は今後も目が離せない。
らーめん春友流(はるともりゅう)
横浜市西区戸部本町38-7
電話: 045-534-6550
営業: 11:00~14:30、17:00~23:00(売切終了)
定休: 月曜
最寄: 市営BL 高島町2分、京急 戸部4分
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着席してすぐに冷えたエーデルピルスが到着。まずは昼間から乾杯。暑いこの季節には生ビールが実に有難い。

この本格派の逸品を頂くのは何年ぶりであろうか。この重量感のある苦みとピルスナーの香しいストレートな薫りはエーデルピル以外ではまず味わえない。


これが辛みオイルらしくてちょっと混ぜて口に運ぶと強い刺激がやってくる。単に辛いだけではなくて深い旨みも含まれており美味だ。

それに甲殻類を揚げて油漬けにしたような黒い粒状のペーストも添えてあり、これらをちょいと馴染ませて頂くと口の中は辛みと旨みの得も言われぬ二重奏状態と化するのだ。

今回は塩分はそれなりに多く感じられ、フック度合いも申し分なく、そしてスープのこの強烈な旨みに絡みつく黄色い縮れ麺が箸を休めることを拒絶するのだ。


徐々に、しかも着実に進化する春友流は今後も目が離せない。

横浜市西区戸部本町38-7
電話: 045-534-6550
営業: 11:00~14:30、17:00~23:00(売切終了)
定休: 月曜
最寄: 市営BL 高島町2分、京急 戸部4分

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by primex64
| 2013-09-11 00:16
| My dishes -Ramen
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タイトル : エーデルピルス共に!豚骨醤油ラーメン@春友流(戸部)
春友流@戸部で、 ラーメン+エーデルピルス。 1200円なり。 週末ランチ。 たまに前を通りかかることがあり気になっていたラーメン店。 日曜定休ということでいまいちタ ...... more
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