CHIKI CHIKI & TAN TAN@吉田町 |
馬車道駅に降り立ったが普段はあり得ないほどの人でごった返していて、それぞれキャリーバッグ、みなとみらい地区のムック本を携え右往左往する姿が見られた。こういった人たちは馬車道商店街をひと回りした後、たいがいは万國橋から赤煉瓦倉庫方面を目指すらしく、馬車道交差点から先、イセザキモール周辺にまでは押し寄せていないようだった。
この日のランチは軽めにパスタでも・・、ということで吉田町のチキチキタンタンへ向かった。
時刻は13:00を回っていたが相変わらず満員状態。偶然だが入り口の4人掛け楕円テーブルがあいていて待たずに着席できた。
家内は「シュリンプと竹の子のアンチョビニンニクペースト バーニャカウダ スパゲッティ」という長い名称のパスタ、私は「ラム肉といろいろキノコのボロネーゼ トマトソース スパゲッティ」をオーダーした。
いずれもサラダとドリンクがセットされ1,000円と、とてもリーズナブル。
座ったところから厨房内が見渡せるが、オーダーをこなすのに非常に忙しい状況でフル回転だ。当然に我々のオーダーもなかなか出てこないがこれは致し方なかろう。暫く待ってようやくセットのサラダとバゲットが運ばれた。バゲットにオリーブ油を垂らして齧りながらサラダを啄み更に待つこと暫し、ようやくメインディッシュのサーブとなった。
家内が頼んだシュリンプと竹の子のほうは、海老から染み出たライトな海鮮系の風味と旬の筍から出たちょっと青みのあるフレッシュで柔和な風味が巧妙にマリッジされていて絶品。それでいてガーリックとアンチョビによる深みのある旨みもベースにあって、この取り合わせはかなり天才的で唸ってしまう。これに辛みとオリーブ油が少々加われば完成度の高いペペロンチーノとしても供せるだろう。
一方、私のラム肉のほうだが、こちらはこってりとした濃厚な味わいのミートソースのパスタであり、シメジやマイタケ、マッシュルームなど茸の微妙な風味もスポイルされずうまくマッチしている。牛豚とは異なって脂が少ないけれども滋味はぎっしりと詰まったラムに合わせるトマトはしっかりと加熱されているので酸味は殆ど飛んでいて、代わりに爽やかな甘みがプラスされていて秀逸だ。
相変わらずハイレベルなパスタをゆったりと堪能することができた。
出来れば、あまり荒らされず、ひっそりとそこそこ繁盛していってほしい店である。
dining cafe CHIKI CHIKI/Work Shop TAN TAN
横浜市中区吉田町5-1 第一吉田ビル
電話: 045-260-2670
営業: 火~木:12:00~26:00(LO: 25:30)
金~土:12:00~26:30(LO: 25:30)
日曜・連休の最終日は ~22:00(LO: 21:30)
定休: 毎週月曜(月曜が祭日の場合は翌火曜)
1日1回、ここをポチっとクリック ! お願いします。
♪ よい音楽を聴きましょう ♫