2013年 04月 28日
自家製麺 SHIN(新)@反町 |
先だっては反町の大勝軒が閉店してしまって残念な感じだったが、別の新しい店がオープンしたというので行ってきた。場所は田ぶしと元の大勝軒の間くらい。普段なら徒歩で向かうところ、今日は時間がなかったことから電車で妙蓮寺→反町と移動、歩いて店に向かった。
大ターミナル横浜駅の一つ隣の反町は小さな駅であるがラーメン屋は結構あって、ShiNaChiKu亭、田ぶし、イツワ製麺所、その他・・と有力店が多いのだ。そんななか、また家賃も安くないだろう反町に新店をオープンさせるとはなかなか勇気の要ることだったろうと思う。事前に営業時間帯を調べていったが、電車がちょっと遅れていて(西武・東武との相直運行が始まってからは休日はなぜか自然遅延しがち)ランチタイムの14:30を数分間超えてしまった。案の定、店頭には「Closed」の看板が。
中を覗き込みながら、「じゃぁ、中休みのないイツワ辺りに行くか・・」と会話しながら踵を返す瞬間、店から若い女性スタッフが現れてまだ大丈夫とのこと。お言葉に甘えて入店する。店頭で食券を買うシステムであり、初めての店に来た時の常套手段で左上隅からプッシュするボタンを選ぶ。
家内は揚チキン麺+味玉、私は特製らーめんをチョイス。先客は一名いてラーメンを食べ終えて帰る寸前。その後ろを通ってカウンタ奥へと進む。この前はどんな店だったか全く覚えていないが、造作は鰻の寝床風のカウンタのみの10席程度で奥に細長い。清潔なカウンタは奥行きが取れずちょっと狭い感じ。なお店の最奥部はドアで仕切られた製麺室となっている。
店主は意外なことに女性で、先程店先に出てきたのがもう一名の女性スタッフだ。店主は気さくで明るく感じがいい人だ。女性スタッフのほうは小顔の別嬪さんで丸の内か大手町辺りを闊歩していそうなOL風の容姿だ。オーダーの後、チキンのほうは今から揚げるので時間を要する旨、店主から説明があった。カウンタ越しには鶏肉を下拵えして揚げ油に投入する様子が見て取れる。
そのあいだ麺の茹でに入り、タイマーがセットされる。待つこと暫し、私の特製らーめんが先に完成しサーブされた。
家内の揚げチキンのほうは油が軽めにパチパチ言って来ているので最後の仕上げ段階と思われる。そして暫くのタイムラグののち揚チキンもサーブされる。
この日はNikon Coolpix P310の充電が足りないことがわかって急遽重たいD3を担いで出かけた。写真を撮っていると話しかけてくる店主曰く、彼女は中高生時代には写真部に所属していたそうで、こういったオーソドックスで大きなカメラが懐かしいそうだ。フィルムもプリントも自ら現像し、そして大判に引き伸ばしパネルなども制作したとのこと。かなり本格的に取り組まれていた模様。
当時は銀塩カメラでシャッターを押すにも慎重さが要求されたが最近ではデジタルとなってこの辺は気にせずばしゃばしゃ撮れるので便利だ、と話していた。さて、ラーメンのほうだが、これは近年ではスタンダードというかマンネリ化が進んできた動物魚介ダブル系に新風を吹き込む明晰な一品であり目から鱗である。
まず、スープは豚と鶏ガラから丹念にとった温和でありながら濃度の高いもので、とにかく滋味が半端ではない。そこへ魚介が合わさるのであるが、普段よく見かける業務用魚粉を単に振りかけただけの安直なものではなく、複数の高級節系を吟味して丁寧に煮出した、これまた馥郁たる風味を湛えた優れもの。これらをワンロットずつ手鍋で合わせて再加熱後に丼へ注ぐという一手間かかった仕事をしている。
麺は細ストレート麺で、フランスパン用の粉を用いて自家製麺しているそうだが、これがまた小麦の香りが立っていて実に美味しい。細麺でありながらスープを吸収してふやけることなく最後までしっかりとした状態で残るのだ。特製のほうは具にチャーシューが付くが、これは厚切りで豚の風味が残された「肉をしっかり感じる」一品、味玉は凝固度合いが絶妙でこれも良い仕上がり。
尚、ここではメンマではなく姫竹が丸々の状態で載せられているのが特徴。これがまたこりこりで風味良く、このスープ/麺にはとても良く合うのだ。揚チキンに乗っている唐揚げだが、家内が驚いて声を上げるほど巨大で、丼のほぼ全面を覆い隠す寸法。肉はシャリアピン状の薄めで、どちらかというと中華の排骨に似た風情だ。
店主はラーメンはもちろんだが、町の中華屋を食べ歩くのも大好きとのこと。そういうことからこういった大胆なアレンジが可能なのかもしれないし、また前に勤務していた店の売りだったのかもしれない。その辺は定かではないが・・。量が多いということで家内から裾分けしてもらって鶏唐揚げを試食してみたが、高温でからりと揚がった上質な鶏ももは非常にジューシーで病み付きになりそうだ。
丸々とした鶏唐揚げを載せるのは丹行味素の専売特許かと思っていたが、こういったシャリアピン風というのはまた違ったアレンジであり、これはこれで個性的なのだ。
次週あたりから新メニューとして汁無し担々麺をリリースするとの話しで、担々麺評論家の家内としては看過できない情報を得た。私は月曜から諸事のため再び富山に入るが、帰ってきたら是非ともこのメニューを試したいもの。この通りにあった反町大勝軒が閉店して普通の中華屋となってしまいちょっと寂しかったが、かなり強力な新店がオープンしたことにより反町のこの界隈の競争も再び激しさを増してきそうで実に喜ばしい。Shinはどうやら久しぶりに常連化しそうな気配の店である。昨今の安易な動物魚介ダブルに疑問を持ち、あるいは辟易している諸兄に広くお勧めできる本格的な新店だ。
自家製麺 SHIN(新)
横浜市神奈川区反町1-3-8
電話: 045-548-3973
営業: 11:30~14:30、18:00~21:00(火曜:昼のみ)
定休: 水曜
最寄: 東急東横線 反町4分
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♪ よい音楽を聴きましょう
大ターミナル横浜駅の一つ隣の反町は小さな駅であるがラーメン屋は結構あって、ShiNaChiKu亭、田ぶし、イツワ製麺所、その他・・と有力店が多いのだ。そんななか、また家賃も安くないだろう反町に新店をオープンさせるとはなかなか勇気の要ることだったろうと思う。事前に営業時間帯を調べていったが、電車がちょっと遅れていて(西武・東武との相直運行が始まってからは休日はなぜか自然遅延しがち)ランチタイムの14:30を数分間超えてしまった。案の定、店頭には「Closed」の看板が。
中を覗き込みながら、「じゃぁ、中休みのないイツワ辺りに行くか・・」と会話しながら踵を返す瞬間、店から若い女性スタッフが現れてまだ大丈夫とのこと。お言葉に甘えて入店する。店頭で食券を買うシステムであり、初めての店に来た時の常套手段で左上隅からプッシュするボタンを選ぶ。
家内は揚チキン麺+味玉、私は特製らーめんをチョイス。先客は一名いてラーメンを食べ終えて帰る寸前。その後ろを通ってカウンタ奥へと進む。この前はどんな店だったか全く覚えていないが、造作は鰻の寝床風のカウンタのみの10席程度で奥に細長い。清潔なカウンタは奥行きが取れずちょっと狭い感じ。なお店の最奥部はドアで仕切られた製麺室となっている。
店主は意外なことに女性で、先程店先に出てきたのがもう一名の女性スタッフだ。店主は気さくで明るく感じがいい人だ。女性スタッフのほうは小顔の別嬪さんで丸の内か大手町辺りを闊歩していそうなOL風の容姿だ。オーダーの後、チキンのほうは今から揚げるので時間を要する旨、店主から説明があった。カウンタ越しには鶏肉を下拵えして揚げ油に投入する様子が見て取れる。
そのあいだ麺の茹でに入り、タイマーがセットされる。待つこと暫し、私の特製らーめんが先に完成しサーブされた。家内の揚げチキンのほうは油が軽めにパチパチ言って来ているので最後の仕上げ段階と思われる。そして暫くのタイムラグののち揚チキンもサーブされる。
この日はNikon Coolpix P310の充電が足りないことがわかって急遽重たいD3を担いで出かけた。写真を撮っていると話しかけてくる店主曰く、彼女は中高生時代には写真部に所属していたそうで、こういったオーソドックスで大きなカメラが懐かしいそうだ。フィルムもプリントも自ら現像し、そして大判に引き伸ばしパネルなども制作したとのこと。かなり本格的に取り組まれていた模様。
当時は銀塩カメラでシャッターを押すにも慎重さが要求されたが最近ではデジタルとなってこの辺は気にせずばしゃばしゃ撮れるので便利だ、と話していた。さて、ラーメンのほうだが、これは近年ではスタンダードというかマンネリ化が進んできた動物魚介ダブル系に新風を吹き込む明晰な一品であり目から鱗である。
まず、スープは豚と鶏ガラから丹念にとった温和でありながら濃度の高いもので、とにかく滋味が半端ではない。そこへ魚介が合わさるのであるが、普段よく見かける業務用魚粉を単に振りかけただけの安直なものではなく、複数の高級節系を吟味して丁寧に煮出した、これまた馥郁たる風味を湛えた優れもの。これらをワンロットずつ手鍋で合わせて再加熱後に丼へ注ぐという一手間かかった仕事をしている。
麺は細ストレート麺で、フランスパン用の粉を用いて自家製麺しているそうだが、これがまた小麦の香りが立っていて実に美味しい。細麺でありながらスープを吸収してふやけることなく最後までしっかりとした状態で残るのだ。特製のほうは具にチャーシューが付くが、これは厚切りで豚の風味が残された「肉をしっかり感じる」一品、味玉は凝固度合いが絶妙でこれも良い仕上がり。
尚、ここではメンマではなく姫竹が丸々の状態で載せられているのが特徴。これがまたこりこりで風味良く、このスープ/麺にはとても良く合うのだ。揚チキンに乗っている唐揚げだが、家内が驚いて声を上げるほど巨大で、丼のほぼ全面を覆い隠す寸法。肉はシャリアピン状の薄めで、どちらかというと中華の排骨に似た風情だ。
店主はラーメンはもちろんだが、町の中華屋を食べ歩くのも大好きとのこと。そういうことからこういった大胆なアレンジが可能なのかもしれないし、また前に勤務していた店の売りだったのかもしれない。その辺は定かではないが・・。量が多いということで家内から裾分けしてもらって鶏唐揚げを試食してみたが、高温でからりと揚がった上質な鶏ももは非常にジューシーで病み付きになりそうだ。丸々とした鶏唐揚げを載せるのは丹行味素の専売特許かと思っていたが、こういったシャリアピン風というのはまた違ったアレンジであり、これはこれで個性的なのだ。
次週あたりから新メニューとして汁無し担々麺をリリースするとの話しで、担々麺評論家の家内としては看過できない情報を得た。私は月曜から諸事のため再び富山に入るが、帰ってきたら是非ともこのメニューを試したいもの。この通りにあった反町大勝軒が閉店して普通の中華屋となってしまいちょっと寂しかったが、かなり強力な新店がオープンしたことにより反町のこの界隈の競争も再び激しさを増してきそうで実に喜ばしい。Shinはどうやら久しぶりに常連化しそうな気配の店である。昨今の安易な動物魚介ダブルに疑問を持ち、あるいは辟易している諸兄に広くお勧めできる本格的な新店だ。
自家製麺 SHIN(新)横浜市神奈川区反町1-3-8
電話: 045-548-3973
営業: 11:30~14:30、18:00~21:00(火曜:昼のみ)
定休: 水曜
最寄: 東急東横線 反町4分
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by primex64
| 2013-04-28 11:01
| My dishes -Ramen
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