2012年 09月 29日
つばめグリル@横浜ルミネ |
前の日曜は、底を突いていた新譜CDストックを物色したり他に買い物があったりであちこち行きたかったのだけれど、一日中天気が悪く結局は横浜駅の地下街やその周辺に留まって用を足すことにした。長く続いた残暑の後は一転して雨が降り続いて気温が低かったりと、このところの天候の変化は激しく、そのためか体調が少し悪い。
つばめグリルのことは既にたくさん書いてきたと思っていた。意外性がないためかカメラを持参していなかったためか、実は日記エントリを探しても一つも見つからないのだ。しかし、現在でもたまに行くことがある。
現在でも・・と敢えて前置するのは、つまり昔はかなり利用していたということ。頻繁に使っていた店はこの横浜ルミネの店ではなくて品川駅前の店なのだが。学生時代の最後期から就職して結婚する直前まで割と長期に渡って大崎の駅前に住んでいた。もう30年以上も前の話になる。その頃の国電大崎駅の周りにはソニーや明電舎、日本精工といった工場以外は殆ど何もなく、飲食店と言えば札幌ラーメン店、中華、鮨屋、飲み屋がそれぞれ一軒ずつ位しかなかった。従って隣の五反田か品川駅界隈を実質的な生活圏としていたのだ。昼間にご飯を食べたり、夜に気の置けない仲間たちと飲んだりと、つばめグリルは何かにつけて便利に利用していたものだ。
今は知らないが、昔の品川駅前店はかなり遅い時刻まで営業しており、夜は半分ビアホールのような佇まいであった。この店には屋上スペースがあって夏の夜には野外でビールが楽しめた。そこが溢れるとレストラン・フロアにまで飲みの客がなだれ込んだ。洋食を食べている人達に混ざってビール・ジョッキを片手にジャーマンポテトやウィンナーソーセージ、ザワークラウトなどをついばむサラリーマンのグループが沢山みられたし、自分たちもそのうちの一角であったわけだ。第一京浜国道を挟んですぐの向い側が品川駅なので、京急や国電、湘南電車で帰宅する前に一杯ひっかけるという人達には便利なロケーションだったのだ。
また、高輪プリンスや品川プリンス、ホテルパシフィック・メリディアン東京といったホテルが林立し、併設されていたボウリング場、ビリヤードなど遊興施設にちょっとハイソな人が集まる割と高級な遊び場だったせいもあってか、品川/高輪周辺は割と栄えていたものだ。
つばめグリル品川は今でも恐らく営業していて、最近だと東京国際女子マラソンの応援に駆けつけた時にはここで軽食をとったり喫茶したりと便利に使っていた(東京国際女子は数年前に開催場所を横浜に移して存続しているが、それ以来つばめグリル品川には行っていない)。
閑話休題。雨の日曜に横浜駅西口/東口近傍でランチをとろうと思うと一苦労する。どの店も(大したことのない店も含め)満員で行列を作っているのだ。これは、この駅には商業施設が多い割に濡れずに行ける飲食店が少ないせいだと思う。ルミネの6~7階も人気があって非常に混んでいる。
つばめグリルは知らないうちに6階から7階へ移転していて店の造作は新しくなっていた。ここもやはり行列であったが比較的短いので待ち椅子に腰掛けて並んだ。15分ほどで店内へ案内される。頼んだのは、家内は季節メニューの中から、舞茸とかぼちゃの和風ハンブルグステーキ+パンを選択、私は発売当初から馴染みの、つばめ風ハンブルグステーキのセットとした。
付け合わせとなるサラダは大根とスモークサーモンのマリネ・サラダとした。
今までサラダについては選択肢はなく、メインディッシュを頼むと自動的にファルシー・サラダ(丸の湯剥きトマトをくりぬいて中にコールスローを詰めたつばめグリルの定番)が出てきたものだが、昨今では色々とチョイスできるようだ。
オーダーしてから随分と待たされた。
つばめ風ハンブルグは発売当初の昔から殆ど姿が変わらない安心のフォルムで到着、和風の方も熱した丸形鉄板に載ったこの店スタンダードないでたちだ。つばめ風の方はふんわりと包んでいるアルミホイルをナイフで裂き、湯気が立ち上る内部を確認すると昔から変わらない具材がセットされている。

厨房のフライパンで加熱処理に晒されたアルミホイルの底にはインゲンが敷き詰めてあって、その上にやや小振りの小判型に整えられたハンバーグのパティ、そしてトップにはとろとろに煮込んだ角切りの牛スネ肉が鎮座する。そして全体をデミグラス、というかスネや肩バラなどを煮込んだ牛シチューがドロリとかかっていて、つばめ風はこれだ、と言わしめる伝統のレイアウトと香りだ。
パティは牛と豚を7:3くらいで配合したという合挽肉で、なぜか昔からビーフ臭くはなくてポーク臭くもない微妙なバランスのミクスチャなのだ。ナイフで切り込んで一口頬張る。
うーーん、このシンプルな塩気が昔ながらのつばめの味であって、相当前から付き合っている自分としては孤高の形質としか言いようがない。
改めて味わってみると、これは決して今風の美味しいパティとは言えない。
今時はファミレスであってもこれより味が鮮やかで旨味が強いハンバーグはいくらでも味わえる。でも、つばめ風ハンブルグは断然、この涸れた風味と塩味でなければならないのだ。
家内の方の和風の方は、天麩羅つきハンバーグとでも言うべき創作料理であり、醤油ベースのタレで味付けした大根卸し、生姜、分葱をつけて頂くという趣向。野菜天麩羅とハンバーグと言った意外な取り合わせに思われるが、これはこれで、世には数ある和風ハンバーグのバリエーションの一つとしては凝っていて面白いし淡泊で美味しいのだ。




つばめグリルのハンバーグは味の基本が淡泊なので素材風味をシンプルに表現する天麩羅など和風エレメントと合わせても違和感は全くない。
客でごった返す店内は賑やかで忙しいが、この昭和レトロのハンブルグステークを懐かしげに味わう私たちの周りの時間だけはゆったり緩やかに流れているように感じられた。
つばめグリル ルミネ横浜店
横浜市西区高島2-16-1 ルミネ横浜店7F
電話: 045-453-6752
営業: 11:00~23:00
定休: 不定休(ルミネ横浜店に準ずる)
最寄: JR、東急、みなとみらい線、
京急、市営BL、相鉄 横浜 各1~4分
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♪ よい音楽を聴きましょう ♫
つばめグリルのことは既にたくさん書いてきたと思っていた。意外性がないためかカメラを持参していなかったためか、実は日記エントリを探しても一つも見つからないのだ。しかし、現在でもたまに行くことがある。
現在でも・・と敢えて前置するのは、つまり昔はかなり利用していたということ。頻繁に使っていた店はこの横浜ルミネの店ではなくて品川駅前の店なのだが。学生時代の最後期から就職して結婚する直前まで割と長期に渡って大崎の駅前に住んでいた。もう30年以上も前の話になる。その頃の国電大崎駅の周りにはソニーや明電舎、日本精工といった工場以外は殆ど何もなく、飲食店と言えば札幌ラーメン店、中華、鮨屋、飲み屋がそれぞれ一軒ずつ位しかなかった。従って隣の五反田か品川駅界隈を実質的な生活圏としていたのだ。昼間にご飯を食べたり、夜に気の置けない仲間たちと飲んだりと、つばめグリルは何かにつけて便利に利用していたものだ。
今は知らないが、昔の品川駅前店はかなり遅い時刻まで営業しており、夜は半分ビアホールのような佇まいであった。この店には屋上スペースがあって夏の夜には野外でビールが楽しめた。そこが溢れるとレストラン・フロアにまで飲みの客がなだれ込んだ。洋食を食べている人達に混ざってビール・ジョッキを片手にジャーマンポテトやウィンナーソーセージ、ザワークラウトなどをついばむサラリーマンのグループが沢山みられたし、自分たちもそのうちの一角であったわけだ。第一京浜国道を挟んですぐの向い側が品川駅なので、京急や国電、湘南電車で帰宅する前に一杯ひっかけるという人達には便利なロケーションだったのだ。
また、高輪プリンスや品川プリンス、ホテルパシフィック・メリディアン東京といったホテルが林立し、併設されていたボウリング場、ビリヤードなど遊興施設にちょっとハイソな人が集まる割と高級な遊び場だったせいもあってか、品川/高輪周辺は割と栄えていたものだ。
つばめグリル品川は今でも恐らく営業していて、最近だと東京国際女子マラソンの応援に駆けつけた時にはここで軽食をとったり喫茶したりと便利に使っていた(東京国際女子は数年前に開催場所を横浜に移して存続しているが、それ以来つばめグリル品川には行っていない)。
閑話休題。雨の日曜に横浜駅西口/東口近傍でランチをとろうと思うと一苦労する。どの店も(大したことのない店も含め)満員で行列を作っているのだ。これは、この駅には商業施設が多い割に濡れずに行ける飲食店が少ないせいだと思う。ルミネの6~7階も人気があって非常に混んでいる。
つばめグリルは知らないうちに6階から7階へ移転していて店の造作は新しくなっていた。ここもやはり行列であったが比較的短いので待ち椅子に腰掛けて並んだ。15分ほどで店内へ案内される。頼んだのは、家内は季節メニューの中から、舞茸とかぼちゃの和風ハンブルグステーキ+パンを選択、私は発売当初から馴染みの、つばめ風ハンブルグステーキのセットとした。
付け合わせとなるサラダは大根とスモークサーモンのマリネ・サラダとした。今までサラダについては選択肢はなく、メインディッシュを頼むと自動的にファルシー・サラダ(丸の湯剥きトマトをくりぬいて中にコールスローを詰めたつばめグリルの定番)が出てきたものだが、昨今では色々とチョイスできるようだ。
オーダーしてから随分と待たされた。つばめ風ハンブルグは発売当初の昔から殆ど姿が変わらない安心のフォルムで到着、和風の方も熱した丸形鉄板に載ったこの店スタンダードないでたちだ。つばめ風の方はふんわりと包んでいるアルミホイルをナイフで裂き、湯気が立ち上る内部を確認すると昔から変わらない具材がセットされている。

厨房のフライパンで加熱処理に晒されたアルミホイルの底にはインゲンが敷き詰めてあって、その上にやや小振りの小判型に整えられたハンバーグのパティ、そしてトップにはとろとろに煮込んだ角切りの牛スネ肉が鎮座する。そして全体をデミグラス、というかスネや肩バラなどを煮込んだ牛シチューがドロリとかかっていて、つばめ風はこれだ、と言わしめる伝統のレイアウトと香りだ。
パティは牛と豚を7:3くらいで配合したという合挽肉で、なぜか昔からビーフ臭くはなくてポーク臭くもない微妙なバランスのミクスチャなのだ。ナイフで切り込んで一口頬張る。うーーん、このシンプルな塩気が昔ながらのつばめの味であって、相当前から付き合っている自分としては孤高の形質としか言いようがない。
改めて味わってみると、これは決して今風の美味しいパティとは言えない。今時はファミレスであってもこれより味が鮮やかで旨味が強いハンバーグはいくらでも味わえる。でも、つばめ風ハンブルグは断然、この涸れた風味と塩味でなければならないのだ。
家内の方の和風の方は、天麩羅つきハンバーグとでも言うべき創作料理であり、醤油ベースのタレで味付けした大根卸し、生姜、分葱をつけて頂くという趣向。野菜天麩羅とハンバーグと言った意外な取り合わせに思われるが、これはこれで、世には数ある和風ハンバーグのバリエーションの一つとしては凝っていて面白いし淡泊で美味しいのだ。



つばめグリルのハンバーグは味の基本が淡泊なので素材風味をシンプルに表現する天麩羅など和風エレメントと合わせても違和感は全くない。
客でごった返す店内は賑やかで忙しいが、この昭和レトロのハンブルグステークを懐かしげに味わう私たちの周りの時間だけはゆったり緩やかに流れているように感じられた。
つばめグリル ルミネ横浜店横浜市西区高島2-16-1 ルミネ横浜店7F
電話: 045-453-6752
営業: 11:00~23:00
定休: 不定休(ルミネ横浜店に準ずる)
最寄: JR、東急、みなとみらい線、
京急、市営BL、相鉄 横浜 各1~4分
1日1回、ここをポチっとクリック ! お願いします。♪ よい音楽を聴きましょう ♫
by primex64
| 2012-09-29 13:37
| My dishes -Grill
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