立山逍遥 #2 |

ここから高原バスが頻繁に出ていて立山の登山口である標高2450メートルの室堂まで直通で行くことが出来る。

美女平は杉とブナの大木が密に生い茂っている原生林の真っ只中にある古くからの避暑地だった。今は更に高地に出来た宿泊施設に押されてホテルは閉鎖されてしまった。

弥陀ヶ原台地の中心部である弥陀ヶ原バス停付近では這い松と湿地植物が織り成す独特の風景へと変わる。

大日岳を左手に見ながら天狗平バス停を過ぎ去ると植物の姿はぐっと減り、男性的なごつごつした岩場ばかりとなる。行く手には間もなく室堂ターミナルが見えてくる。



事実、観光客の多くは富山側ではなくて長野側から室堂へと入山して来ていた。室堂ターミナルのなかは各方面への乗り換え観光客でごった返していた。




時間があれば地獄谷まで降りようと考えていたのであるが今年の亜硫酸ガス濃度は高くて立ち入り禁止となっていた。

家内は海津屋の氷見饂飩のセット、私は富山豚のカツカレーのセットを頼んだ。






味は良いが値段も良い。もっとも、年に半年しか営業できず食材・資材の運搬に手間隙がかかり人件費だって馬鹿にならないことを考慮すれば、あながちコストが高いともいえないのかもしれないが。
(続く)

♪ よい音楽を聴きましょう ♫

水の幻 山の面影 室堂のシンボル・みくりが池は、剣岳や大汝山をはじめとする立山連峰に囲まれている火口湖。 6月までは、すっぽりと雪で覆われる白の世界だという。 夏から秋にかけてはその青く澄んだ池面に立山三山を映して静まりかえっている。 水深は15mと、日本アルプスで最も深い。 この澄んだ水鏡に己の心を映したら、どんな色に染まるのだろうか。 「まあ、ぼちぼち行くんだな」 その時、頭上を雲じいが通り過ぎていった。 池のほとりの黄色い花が優しく揺れていた。 ...... more
こんにちは!
TBありがとうございました。
立山の旅、よかったですね。
富山側からではなく、長野側から私も
室堂へと入りました。
夏の室堂ターミナルは大勢の観光客で
賑わっていましたね。
TBよろしくお願いします。