じょんならん@六角橋 |
店に着いたら意外に空いていて先客は3組ほどで、カウンタの招き猫の前に通された。
家内は以前から気になっていたが未食だった「辛まぜ」、私は冷ぶっかけ親子を頼んだ。暖かいぶっかけと告げたら店主からすかさず冷やの方が美味しいと言われて宗旨変え。因みに辛まぜは定番としてグランドメニューの右側の方に掲載されていた。
待つこと暫し、二人の饂飩がサーブされた。
辛まぜは、饂飩が見えないほどに具がたくさん覆っている贅沢な見栄えの一品だ。豚粗挽きから作ったそぼろに揚げ玉、刻み海苔、多量の分葱が、そして中央に温泉卵が大胆に乗って見た目に鮮やかだ。
これを下の方から出汁ごと混ぜっ返し、別添の粗微塵の唐辛子を散らして頂くという趣向だ。
この粗微塵の唐辛子の風味がとても良くて、隣にいる私の方までその芳香が漂ってくる。
一方、私の方は定番のぶっかけ+鶏天+温泉卵であり、いわば讃岐の常套的なメニューだ。勿論、以前にも賞味している。今回久し振りに食べたが出汁のフックが更に強くなっており、かつ節系の出汁が深みを増している関係でとても美味しい出来映えだ。揚げた鶏肉の芳しさも絶妙であり、汁に浸かってもベチャベチャせずにずっとさくさく感を保っているところが流石だ。
勿論、非の打ち所のない麺の打ち加減・茹で加減であり、ゴワ・ニュルとした一流讃岐の遺伝子を完璧に引き継いでいる。ここまでは文句の付けようがないのであるが、途中、家内の辛まぜを一掬い啜らせてもらったところ、このピリリとした厚みのある辛さが得も言われず旨く、思わずカウンタ越しに七味唐辛子を要求した。
ところがお姉さんは七味よりかは粗微塵の一味(辛まぜと同じもの)が合うので、ということでこの香しい唐辛子をぶっかけに掛けて頂くことが出来た。これはもう最高である。一般的にはかなり辛いと思われるのであるが、やはり麺類には辛味は必需と思っている私としては、ベースがどんなに美味しい麺料理であったとしてもこれがないと画竜点睛を欠くのである。
男性的な高剛性の饂飩に、それに負けぬ滋味深い出汁、優しくて軽い旨味を演出する鶏天、まったりトロリとした温玉と、整ったピラミッドバランスの頂点へこの粗微塵唐辛子が加わるとまさに鬼に金棒、最強のぶっかけ饂飩の完成なのである。
知らぬ間にじょんならんは着実な進化を示しており、とても有力な饂飩屋となったと言えよう。これからも是非寄らせてもらおうと思う。因みに来週の3連休は限定いりこ出汁の特製メニューを供するそうでこれは期待だ。休み中いずれかのランチにじょんならんに行こうと思う。
本格手打ちうどん じょんならん
横浜市神奈川区六角橋2-14-9 KEIコーポ白楽
電話: 045-413-2345
営業: 11:30~14:30、18:00~22:00
定休: 月曜
最寄: 東急東横線 白楽7分、東白楽8分
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さてこの日は夕方に横浜中華街に行く予定がありました。夜になにやらイベントがあるらしい。(^o^) 午前中は東京に行く用事がありますので、その間にあるこちらのお店へ行ってみましょう。 六角橋にあ...... more