2012年 01月 23日
鶏一@神奈川新町 |
昨日は寒い雨が降る土曜だった。ラーメン激戦区の神奈川新町へ傘をさして徒歩で向い、入ったのは鶏一というラーメン屋、というか中華屋だ。今まで何度も前を通りかかるが食べたことはなかった。この国道15号沿いには、たまがった、横浜大勝軒、めん創 桜花、がんこ家(旧・港家)、すずき家などの名だたるラーメン屋が立ち並ぶ中、ここは超人気行列店ではないもののそこそこ客が入っているし、常連と思しき職業ドライバーが車を止めて昼食をとっている姿などからして気にはなっていたところ。
先客は2名。L字カウンタの中は厨房で大将と女将さんで切り盛りしている。紙の短冊に無造作に書かれたメニューが壁に貼られている。眼鏡が曇ってしまったので外して短冊に近寄って眺める。中華風の定食があったりカレーライスがあったりと、純粋なラーメン屋ではないが麺のバリエーションは豊富、しかも鶏ガラスープを標榜しているのでそれなりに力を入れていると言うことなんだろう。口頭で頼んだのは「チャーシュー・ラーメン」。オーダーすると同時に小さな鉢に割られた鶏卵(全卵)と大量のおろし葫が出され、女将さんは「もしよろしければどうぞ・・」とのこと。葫は分かるが生卵とは意外なトッピング。
待つこと5分弱、カウンタ越しにラーメンがサーブされた。大ぶりの丼になみなみとスープを湛えた熱々のチャーシュー麺だ。寒い道を歩いてきたため体が冷え切り、またカメラも冷えているためレンズが曇っている。店内は暖房が入っているがそれでもちょっと寒いくらいで、丼は盛大に湯気を立ち上らせている。その湯気がレンズを曇らせてしまい良好なアングルが見つけられない。
トッピングはチャーシュー、貝割れ、中版の海苔、多量の刻み葱と、何故か鮮やかな色のカニカマが添えられている。そしてこれまた謎なのだが擂りごまが大量にふりかけられている。スープを一掬いする。とても熱くて冷えた体には嬉しい。箸でチャーシューと麺をかき分けて生卵を落とし、元どおりに戻して蓋をする格好で少々蒸らすことに。
麺を食べ進める。細麺だがウェーブした縮れが具合良くスープを持ち上げる。茹で加減は良好でシコシコ感があってよろしい。スープは確かに鶏ガラであり、看板にある通り「あっさりでコク有り!」だ。生姜の香りはしっかりしているが醤油ダネはちょっと弱く、もうちょっとしょっぱくしたほうがバランスが取れるかな、と思った。
割と薄切りのチャーシューはこれまた薄味で塩分は感じられず、豚肉本来の風味だけで食べさせる趣向らしい。このチャーシューはとても変わっていて今までこの傾向のものは食べたことはない。半分くらい食べたところで卵の様子を調べると白身は半凝固し黄身も外側は熱が通ったようだ。卵をレンゲに掬い、麺を半熟状態の卵に潜らせて食べるとマッタリとした口触りが面白い。
ついでにおろし葫をスープに加えると少し深みが増して行くが、思ったほどではないので多量の葫を一気に溶かし込む。甘みが増して更にいい感じになる。葫の臭いはそれほど気にならない。こういったシンプル醤油のラーメンに生のおろし葫をトッピングするというのもまた初めての経験だ。但し、万人向けの効果としては些か疑問ではあるが。
麺はそこそこの量であり、お腹はちょうど良い具合に満たされる。そしてスープなのだが、これは、本丸亭、下前商店やザ・ラーメン屋、麺屋維新のような淡麗系に近いところを狙っている様であるが、しかし、前述の店たちにあるようなストイックかつ求道的な専門店の味ではなく、もっともっと雑駁で昭和の下町の臭いのする大衆ラーメンなのだ。寧ろ、新潟ラーメンの青島食堂に近い路線かも知れない。麺が終わりに近付くと、先ほど感じたスープの塩分の薄さが気にならなくなってきた。寧ろこれくらいの方がスープを味わうには塩梅が良いという感じ。このころからこのスープのコクがより強く感じられるようになったのだ。なるほど、こういったチューニングであったか、と膝を打った。
変に凝った独善的な専門店で後悔するよりかは余程安心できる、そして美味しく温かく、ホッとできる街のラーメンであった。
鶏一
横浜市神奈川区浦島町3-14
電話: 非公開
営業: 11:00~22:00
定休: 日曜
最寄: 京急 神奈川新町7分、子安6分
1日1回、ここをポチっとクリック ! お願いします。
♪ よい音楽を聴きましょう ♫
先客は2名。L字カウンタの中は厨房で大将と女将さんで切り盛りしている。紙の短冊に無造作に書かれたメニューが壁に貼られている。眼鏡が曇ってしまったので外して短冊に近寄って眺める。中華風の定食があったりカレーライスがあったりと、純粋なラーメン屋ではないが麺のバリエーションは豊富、しかも鶏ガラスープを標榜しているのでそれなりに力を入れていると言うことなんだろう。口頭で頼んだのは「チャーシュー・ラーメン」。オーダーすると同時に小さな鉢に割られた鶏卵(全卵)と大量のおろし葫が出され、女将さんは「もしよろしければどうぞ・・」とのこと。葫は分かるが生卵とは意外なトッピング。
待つこと5分弱、カウンタ越しにラーメンがサーブされた。大ぶりの丼になみなみとスープを湛えた熱々のチャーシュー麺だ。寒い道を歩いてきたため体が冷え切り、またカメラも冷えているためレンズが曇っている。店内は暖房が入っているがそれでもちょっと寒いくらいで、丼は盛大に湯気を立ち上らせている。その湯気がレンズを曇らせてしまい良好なアングルが見つけられない。
トッピングはチャーシュー、貝割れ、中版の海苔、多量の刻み葱と、何故か鮮やかな色のカニカマが添えられている。そしてこれまた謎なのだが擂りごまが大量にふりかけられている。スープを一掬いする。とても熱くて冷えた体には嬉しい。箸でチャーシューと麺をかき分けて生卵を落とし、元どおりに戻して蓋をする格好で少々蒸らすことに。
麺を食べ進める。細麺だがウェーブした縮れが具合良くスープを持ち上げる。茹で加減は良好でシコシコ感があってよろしい。スープは確かに鶏ガラであり、看板にある通り「あっさりでコク有り!」だ。生姜の香りはしっかりしているが醤油ダネはちょっと弱く、もうちょっとしょっぱくしたほうがバランスが取れるかな、と思った。
割と薄切りのチャーシューはこれまた薄味で塩分は感じられず、豚肉本来の風味だけで食べさせる趣向らしい。このチャーシューはとても変わっていて今までこの傾向のものは食べたことはない。半分くらい食べたところで卵の様子を調べると白身は半凝固し黄身も外側は熱が通ったようだ。卵をレンゲに掬い、麺を半熟状態の卵に潜らせて食べるとマッタリとした口触りが面白い。
ついでにおろし葫をスープに加えると少し深みが増して行くが、思ったほどではないので多量の葫を一気に溶かし込む。甘みが増して更にいい感じになる。葫の臭いはそれほど気にならない。こういったシンプル醤油のラーメンに生のおろし葫をトッピングするというのもまた初めての経験だ。但し、万人向けの効果としては些か疑問ではあるが。麺はそこそこの量であり、お腹はちょうど良い具合に満たされる。そしてスープなのだが、これは、本丸亭、下前商店やザ・ラーメン屋、麺屋維新のような淡麗系に近いところを狙っている様であるが、しかし、前述の店たちにあるようなストイックかつ求道的な専門店の味ではなく、もっともっと雑駁で昭和の下町の臭いのする大衆ラーメンなのだ。寧ろ、新潟ラーメンの青島食堂に近い路線かも知れない。麺が終わりに近付くと、先ほど感じたスープの塩分の薄さが気にならなくなってきた。寧ろこれくらいの方がスープを味わうには塩梅が良いという感じ。このころからこのスープのコクがより強く感じられるようになったのだ。なるほど、こういったチューニングであったか、と膝を打った。
変に凝った独善的な専門店で後悔するよりかは余程安心できる、そして美味しく温かく、ホッとできる街のラーメンであった。
鶏一 横浜市神奈川区浦島町3-14
電話: 非公開
営業: 11:00~22:00
定休: 日曜
最寄: 京急 神奈川新町7分、子安6分
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by primex64
| 2012-01-23 00:23
| My dishes -Ramen
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