ザ・ラーメン屋@日本大通り |
遅い時刻だったので先客はアメリカ人の男女3人が一組だけ。
店のシステムは万全には理解していないが、着席してからメニューボードにあった中から美味しそうなものを選んで口頭で注文を告げる。私はチャーシュー麺+半チャーハン、家内は単品のワンタン麺とした。
実は+半チャーハンの下には+半カレーという設定もあって悩ましいチョイスだった。
すぐに半チャーハンがサーブされた。色は濃いめでしょっぱそうだが、これは切り落としのチャーシューから染み出た色素であって、味自体は穏当で塩分も濃くない。旨味は強くて炒り卵とのマッチングが極めて良好だ。
続いてラーメンがサーブされた。湯気が立つその丼には麺、具材が収まりよく盛り付け、シンプルで潔い佇まいだ。
一掬いしたスープは、これまたシンプルな鶏ガラで、昔懐かしい昭和の時代へ一気に逆戻りした感がある。こういったほっとできるスープを湛えたラーメンは減ってしまった感があり、ここの店は貴重な存在だ。
そういえば、元町の下前商店の店主はこのザ・ラーメン屋で修行を積んだ人物と言い、確かにスタイルはほぼ同じであって+半カレーもやっていたのを思い出すし、周辺部が赤く染められたチャーシューもまた同じいでたちであった。
細縮れ麺に絡む鶏の絶品スープが堪らなく懐かしく美味しい。
チャーシューと古風なメンマの香り、別のステンレス・バットでサーブされた刻み葱のフレッシュな風味がラーメンの原点を思い出させてくれる。
美味しいラーメンに満足して店を後にした。せっかくだからと大桟橋方面へ散歩したら、超大型の客船が接岸中であった。近寄ってみたら超豪華客船・飛鳥IIだった。なるほど、カメラを提げた見物客が多いわけだ。
大桟橋のデッキ際には三脚にデジタル一眼レフをセットした人達が無数にいて何かを狙っている。クリスマス・イブのこの日、もうすぐ飛鳥IIは横浜を出港するのだそうだ。その姿とみなとみらいの夕暮れ、そのバックに出現する富士山のシルエット、そして照明が灯り始めるランドマーク・タワーや赤レンガ倉庫をカメラに収めようと言う算段らしい。
ザ・ラーメン屋
横浜市中区海岸通1-1 大浅橋共同ビル1F
電話: 045-201-6893
営業: 月~金:10:30~20:00、
土日祝:10:30~17:00
定休: 第2日曜
最寄: みなとみらい線・日本大通り 5分
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