中村屋@六角橋 |
中村屋の場合、古くから味噌ラーメンが看板で来たわけだが、塩のファンも根強くいて、それはいったいどんなものかは一度は試してみようと思っていた(以上は馬車道の本店での評判だが・・)。
前回は醤油を食べて、まずまずといったところではあったので、まぁ、絶品とまでは行かないまでもそこそこの味を達成しているのではないかという気はしていた。
13:00過ぎの入店で、この時点での先客は2名とちょっとお寒い状態だ。で、頼んでから暫し、サーブされた塩らぁめんは意外にシンプル、そして綺麗な盛り付けの一杯であった。
味噌や醤油に比べて異常に熱く、スープも麺もチンチンだ。ハーフー言いながら啜る至福はラーメンの原点を改めて見る思いだ。
透明スープは鶏っぽいが、ボディそのもの太くはなく、主張もそれ程強くはない。
塩だれの塩分はまろやかでフックが足りないと言えばその通り。
表面に浮くのはラードかチー油だろうが、その量は結構多くてこれが保温効果を高めている可能性はある。
油の質そのものは悪くはないし麺やスープを邪魔するような存在ではない。
西山の麺はこのスープには丁度合っている気がするのであるが、縮れている割にはスープの持ち上げは良くはなく、もうちょっとスープ自体、或いは油の粘性を増した方が絡みが良好になる気がする。
チャーシューは薄味ながら柔らかく美味しい仕上がりの巻きバラで、この仄かな味付けは塩ダレと合っている。
割と多めの分量のワカメが載るが、これはちょっと邪魔かも知れない。無論なくても良いと感じる。そして麩が一個、そして茹で卵が半分載る。
噂ほどの絶品美味、との評価は付けられないが、シンプルでそこそこに味わいのある塩ラーメンである。これまた「らーめん 中々」とバッティングする領域の商品と言える。
薄野 中村屋 東白楽店
横浜市神奈川区西神奈川3-2-16
電話: 045-413-3130
営業: 11:00~15:00, 17:00~22:00
定休: 無休
最寄: 東横線 白楽7分、東白楽5分
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