Salita Dolce@神楽坂 |
おおどころの出番が終わった午後、母親に別れを告げて矢来能楽堂を後にした。
爽やかな陽光を浴びつつ神楽坂をぶらぶらとしながら飯田橋の間際まで降りてきたところで昼食をとることに。ビルの5階にある比較的大型のイタリアン・レストランへ。空いてはいたがそこそこの客の入りだ。
ランチセットは内容により数種類あったがサラダ、パン、パスタ、ドリンクがセットとなった最廉価な1000円のコースとした。なお、ドルチェ(スイート)は別途+300円で付けられるそうで、私以外の二人はそれも追加オーダーした。
サラダは鮮やかで鋭い酸味および香り立つオリーブ油が特徴となる正統イタリアンの味付けで美味しいものだった。付け合わせのパンも自家製と思われる硬めの出来映えで秀逸な焼き上がりと言える。
メインディッシュのパスタだが、家内はツナとエノキのトマトソース、長女は岩手地鶏とモッツァレラ・チーズ、私は牛肉の赤ワイン煮込みをチョイスした。ツナとエノキは爽やかなトマトソースに包まれた細身にして香りのよいパスタ、岩手地鶏の方は穏健だが淡泊な鶏の旨味をこってり感のあるモッツァレラが補完するというハイバランスなパスタであった。
ところが私の選んだ牛肉の方はビーフ本来の風味が失せ、強い塩分と少々くどいパルメザンの後味だけが残る残念な出来映え。コイル状に巻いたブツ切れのニョッキの様なパスタとの馴染みも今ひとつだったが、パンとの相性は悪くはなかった。パスタの量自体はそれほど多くはないが、中盤からそのくどさにかなり萎えてきて完食するのが精一杯、味わう余裕はとてもなかった。
珈琲はイタリアン・ローストよりも一段浅炒りのフレンチ程度で、まずまずの味わい。私以外が頼んだドルチェもそこそこの美味であった様だ。
Salita Dolce サリータ ドルチェ
東京都新宿区神楽坂3-5 神楽坂センタービル 5F
電話: 03-3260-5137
営業: 月~金: 11:30~14:00,17:30~22:00
土・祝: 11:30~15:00,17:30~21:30
最寄: JR、メトロ有楽町線・南北線・東西線 飯田橋B3 3分
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