鴨屋 そば香@妙蓮寺 |
二女の方はというと「蕎麦は薯蕷蕎麦に限るので、それが食べられないなら自宅で適当に自分で作って食べる」とのことでやむなく三人で出掛けた。そば香は最近では行列のできる店に変貌しており、今日もすぐには着席できなかった。ちょっと待って入店、一番奥の三席に陣取って早速注文。暫く来ないうちに厨房にはパートらしきご婦人が長葱の下拵えをしながら洗い物などをこなしていた。しかし狭すぎるスペースゆえ店主もなかなかに苦心をされている模様・・。
夫婦は定番の「鴨せいろ」、長女はお目当ての親子丼を頼んで暫し待つ。先客の料理をテキパキと作る店主の凛とした姿を眺めつつ、ままそこそこの時間が経ち、いよいよ私たちの注文の品が出される。いつもと変わらぬ熱々の餡掛け漬け汁が先に到着、立ち上る鴨と長葱の芳香を楽しみつつ、間もなくサーブされた蒸籠蕎麦を徐(おもむろ)に手繰る。まさしく至福の瞬間だ。
暫し遅れて長女の所望の品が到着する。漆塗りの小振りの匙で少しずつご飯と鶏肉を口に運ぶ長女の表情が見る見る変化する。普段は簡易的な食事に終始しているであろう忙しい大学三年生の昼食のひとときが極めて充実したものに豹変したことは即座に察知できた。本当に感動している風で、あれやこれやと小声で解説を加えつつゆっくり、至極ゆっくりとこの親子丼を心底嗜んでいる。
満席になってなお店先には並んで待っている客がいる。長女は先般の調子でゆっくりと味わっているのであるが我々はそこそこ普通の速度で鴨せいろを平らげた。蕎麦湯まで頂いて全てを味わい尽くして満悦。夫婦と、自宅で食事を済ませた二女はこの先行くところがあったのだ(長女は夕刻からバイトのため一時帰宅)。三人分の勘定を済ませて夫婦二人は席を立った。長女は少々焦り気味ではあったがゆっくりと食べて問題がないことを伝え、店主もそれに口添えをしてくれた。申し訳なさそうにする店主には逆に気を遣わせてしまった格好だが14時を過ぎても待つ客にも気配りするべきだろう。
久し振りではあったが、とにかく美味しいひとときを提供してもらったことに感謝しつつ、私たち三人は駅で落ち合って次へと向かった。駅で落ち合った二女に「薯蕷蕎麦が数量限定で出ていた」と告げた時の落胆振りと軽い憎悪はちょっとしたものであった・・。近いうちに連れて行くと約束させられたことは言うまでもない。
※因みにそば香はそろそろ開店1周年だそうで、7月14日には鴨せいろ(だったか?)を600円で出すという張り紙が店内にあった。しかし速いものである・・・。
で、天候が回復した後に向かった先はこちら。我らが戦士達は健闘したが試合の方は負けてしまった。それでも気持ちの良い梅雨の晴れ間のスタジアムを堪能した。
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JUGEMテーマ:蕎麦 美味しいお蕎麦屋さん、妙蓮寺のそば香で親子丼が始まったらしい。 という情報自体は結構前に入っていたんですけどね。 なかなか来る機会がなくて、恋い焦がれておりました。 美味しいであろうことは間違いないと、そう信じられるのでずっと狙ってました。 が、混んでいるんですよ。 すっかり地域の有名店となりつつあるようです。 週末の昼時に伺えばほぼ確実に行列ができています。 嬉しくもあるんですけどね。 ... more
是非ともお試しを。
横浜、負けちまいましたねぇ…。
阪神の背中みえてる、もうすぐや/