2009年 06月 02日
The Sound of Scandinavia - 4 |
スカンディナヴィアの響きの四枚目。超有名曲、ペール・ギュントだ。

http://hmv.co.jp/product/detail/3544128/
CD 4 [76.32]
Edvard GRIEG: Peer Gynt - incidental music
Prelude (Act 1) - Wedding Scene 5.11
Wedding March 3.08
Prelude (Act 2) - Abduction & Ingrid's Lament 3.48
In the Hall of the Mountain King 2.40
Dance of the Mountain King's Daughter 1.39
Aase's Death 5.46
Prelude (Act 4) - Morning 4.16
Arabian Dance 4.47
Anitra's Dance 3.24
Solveig's Song 5.45
Prelude (Act 5) - Return of Peer Gynt ? Storm Scene 2.24
Solveig's Cradle Song 4.52
Lucia Popp (soprano), Ambrosian Singers
Academy of St Martin in the Fields/Neville Marriner
Lars-Erik LARSSON: Pastoral Suite, Op.19
Stockholm Philharmonic Orchestra/Ulf Bjorlin
Dag WIREN: Serenade for Strings, Op.11
Bournemouth Symphony Orchestra/Kenneth Montgomery
ペール・ギュントは小中高の音楽の時間にはどこかのパートを聴かされたり、「朝」をリコーダーで演奏させられたりしたもので、懐かしい。しかし、その後、家でもあまり聴いていないし、コンサートやFM放送で取り上げられることも滅多にないような気がする。通しで演奏すると長大だし、さりとて抜粋盤だと色んなバージョンがあってどれも帯に短し襷に長しの状態なのかも知れない。
この演奏はアナログ時代にAngelレーベルのLPレコードとしてリリースされた音源だと思われ、そうするとまだマリナーが若い頃のアカデミー室内合奏団との名録音といわれているものかもしれない。そうだとすれば1982年頃、アビーロード・スタジオでの収録だったと思う。恐らく、昔は赤いエンジェル盤を所有していたはずだが今は昔、忘却の彼方だ。今になって聴いてみると瑞々しくダイナミックでしみじみ良い演奏だ。音質だって現代録音に比べてそんなに遜色はない。昔の薄いペラペラのエンジェルと比べれば雲泥の差で、デジタル技術の恩恵が如何に大きいかを思い知る。オーゼの死、アニトラの踊り、アラビアの踊り、ソルヴェーグの歌など、とても懐かしみながら聴いた。
ラールソンという人の田園組曲Op.19は、その名の如く森林やその周辺の自然の風景を描いたものだと分かる。作風としてはドイツやウィーンの臭いを剥ぎ取って、もうちょっと北方の針葉樹帯に振ったハイリゲンシュタットの森という感じである。北欧の森と言われればそうかも知れない。
逆に、ヴィレーンという人の弦楽のためのセレナードOp.11はドイツ風の骨格が太いゴリゴリとした構造を見せる作品でシューベルトやワーグナー的な気風が感じられる。
(続く)
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CD 4 [76.32]
Edvard GRIEG: Peer Gynt - incidental music
Prelude (Act 1) - Wedding Scene 5.11
Wedding March 3.08
Prelude (Act 2) - Abduction & Ingrid's Lament 3.48
In the Hall of the Mountain King 2.40
Dance of the Mountain King's Daughter 1.39
Aase's Death 5.46
Prelude (Act 4) - Morning 4.16
Arabian Dance 4.47
Anitra's Dance 3.24
Solveig's Song 5.45
Prelude (Act 5) - Return of Peer Gynt ? Storm Scene 2.24
Solveig's Cradle Song 4.52
Lucia Popp (soprano), Ambrosian Singers
Academy of St Martin in the Fields/Neville Marriner
Lars-Erik LARSSON: Pastoral Suite, Op.19
Stockholm Philharmonic Orchestra/Ulf Bjorlin
Dag WIREN: Serenade for Strings, Op.11
Bournemouth Symphony Orchestra/Kenneth Montgomery
ペール・ギュントは小中高の音楽の時間にはどこかのパートを聴かされたり、「朝」をリコーダーで演奏させられたりしたもので、懐かしい。しかし、その後、家でもあまり聴いていないし、コンサートやFM放送で取り上げられることも滅多にないような気がする。通しで演奏すると長大だし、さりとて抜粋盤だと色んなバージョンがあってどれも帯に短し襷に長しの状態なのかも知れない。
この演奏はアナログ時代にAngelレーベルのLPレコードとしてリリースされた音源だと思われ、そうするとまだマリナーが若い頃のアカデミー室内合奏団との名録音といわれているものかもしれない。そうだとすれば1982年頃、アビーロード・スタジオでの収録だったと思う。恐らく、昔は赤いエンジェル盤を所有していたはずだが今は昔、忘却の彼方だ。今になって聴いてみると瑞々しくダイナミックでしみじみ良い演奏だ。音質だって現代録音に比べてそんなに遜色はない。昔の薄いペラペラのエンジェルと比べれば雲泥の差で、デジタル技術の恩恵が如何に大きいかを思い知る。オーゼの死、アニトラの踊り、アラビアの踊り、ソルヴェーグの歌など、とても懐かしみながら聴いた。
ラールソンという人の田園組曲Op.19は、その名の如く森林やその周辺の自然の風景を描いたものだと分かる。作風としてはドイツやウィーンの臭いを剥ぎ取って、もうちょっと北方の針葉樹帯に振ったハイリゲンシュタットの森という感じである。北欧の森と言われればそうかも知れない。
逆に、ヴィレーンという人の弦楽のためのセレナードOp.11はドイツ風の骨格が太いゴリゴリとした構造を見せる作品でシューベルトやワーグナー的な気風が感じられる。
(続く)

by primex64
| 2009-06-02 10:42
| Compilation
|
Trackback
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Comments(2)

相変わらず抽斗の広い選曲でとても参考になります。
思わずポチっとしました。
思わずポチっとしました。
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trueblue66 さん、毎度ですw
そんなこともないですが、北欧作家ってやはりマイナーということ、それでも結構優秀なメロディーメーカーがいた事が理解できて良かったですよ。
ポチ! は一日僅か一回で宜しいのでお願い!!ですww
そんなこともないですが、北欧作家ってやはりマイナーということ、それでも結構優秀なメロディーメーカーがいた事が理解できて良かったですよ。
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