西安料理 XI'AN@ヨドバシ横浜 |
日本で中華料理と言えば北京、上海、四川、広東料理の4種類に大別され、珍しいところでは湖南料理などが中華街の裏通りで見られる程度で、この西安料理というのは殆ど馴染みがないのが実情ではなかろうか。刀削麺はこのところ割とポピュラーになりつつあるようだが、この麺が西安発祥の料理だと知っている人は少ないだろう。
西安料理は色々調べると詳しく載っているのだが、北京、上海、四川、広東のそれぞれの要素が少しずつ全部含まれる中華料理の源流のようなもので、内陸らしく味付けは濃くまた全般に辛いそうだ。と言うことは特徴的には割と四川に近いものかと思われる。また古くからシルクロードの交易で栄えた町らしく西方・イスラム圏の羊を使った料理、カレーのお供としても有名なナンなども見られるそうだ。
私が頼んだのは排骨刀削麺(要するにパーコー麺の麺が刀削麺になったもの)、家内は例によって坦々麺式刀削麺(同様に普通の担々麺の麺が刀削麺になったもの)、これに点心が一つずつ、そしてデザートというランチコースだ。点心には鉄鍋餃子と小籠包(写真失念)、デザートに杏仁豆腐を頼んだ。
刀削麺は形が不揃いな短めの薄いワンタンのようなもので、啜るとつゆが飛散してなかなかに食べ辛い。服を汚さないようにと紙エプロンが出されるのでこれを着用して熱々の麺を頂く。最初はモチモチで噛み応えがあって美味しいのだがモタモタしていると伸びてきて本物のワンタンのようにべたべたになる。
排骨刀削麺のスープは豚で取った清湯だった。これは強沸騰させずにゆっくりと地道に煮出したスープであり味わいは上品、そして旨味も強いものだ。思っていたよりも本格的で美味しいスープに満足。
排骨は本物の肋骨にくっついたゼラチンを多く含む肉で、これが柔らかく、味も適度に沁みていて滋味があり、量も相当に多い。香菜と八角の香りが豚肋(スペアリブ)の獣臭を打ち消してくれて後味はさっぱりとしている。香菜が嫌いな人は事前に申しつければ抜いてくれるそうだ。
鉄鍋餃子は普通の餃子とは違って皮が完全に閉じられておらず、丸く巻いた左右の端が開いていて餡が露出している格好。従って肉汁が迸るというものではなくて割と感想気味だ。皮はパリパリで餡も硬めというちょっと食感の変わった餃子だが味は深くなかなかに美味しい。
小籠包は肉汁がいっぱいに詰まったいわゆるオーソドックスないでたちだ。味が薄いので同時に供される酢醤油ベースのタレを少々かけて頂くと美味しい。皮が薄くて箸で持ち上げると一部が破れ、肉汁が漏れてしまうのが難点か。味は良い。
因みに家内の頼んだ坦々刀削麺もなかなか美味しかったようだ。チェーン展開の中華料理店と言うことで余り期待はしていなかったのであるがなかなかどうして本格的、美味しいのであった。
西安料理 XI'AN ヨドバシ横浜店
神奈川県横浜市西区北幸1-2-7 ヨドバシ横浜ビルB2
電話: 045-290-5480
営業時間: 11:00~23:00、年中無休
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シーアン最寄駅:横浜料理:担々麺 / 麻婆豆腐 / 四川料理 / 飲茶・点心採点:★★★☆☆一人当たりの支払額(税込み):1,000円以下用途:昼食 冬は麻辣... more
横浜西口の刀削麺も美味しいのですが同じチェーン店で有楽町店の方が美味です
今度機会があれば是非どうぞ
いらっしゃいませ! そうですか、良いお話をうかがいました。今度、東京・有楽町・銀座方面へ出掛ける折りには是非食べてみようと思います。
アドバイスありがとうございました。またお越し下さい。私の方からも伺わせて頂きますね。