器楽科・発表会@六本木 |
それは、一般の多くの学校に見られるクラブ活動や部活動とは異なっていて、ちゃんと講師を立てて年間のコマ数も定めているというれっきとした授業なのだ(但し人数枠のある自由選択制=別途有料)。しかし、これらとは併存する形で普通の部活動も活発に行われており、課外教室と部活動を区別するのがなかなか難しい。部活動の成果の発表の場は他の多くの学校と同様、秋の学園祭(文化祭)であるが、課外教室の成果発表の場は例年この3月に開催される発表会なのだ。
課外教室には華道・茶道・ピアノ・吹奏楽・管弦楽・単独の器楽などのコースがあり、要するに花嫁修業というか文化的な教養を修得させるという目的から出発したらしい。前述の通りこの教室のためだけに指導を委嘱している専門講師が設置されているのでレベルとしては低くはない。
二女はその中の器楽科に属しコントラバスを習っている。単独の器楽にはヴァイオリン(ヴィオラ)、チェロ、コントラバスなどの弦楽器、フルート、クラリネット、オーボエ、フルートなどの木管楽器、ホルン、トランペット、トロンボーン等の金管楽器のほか、ヴィオール属(ヴィオラ・ダ・ガンバ等)の古楽器もあってなかなかに多彩だ。吹奏楽(ブラスバンド)と管弦楽(オーケストラ)はこれらの器楽科とは別の教室で、得てしてレベルの高い生徒が属している。しかし、少数ながら掛け持ちで参加している子供もいる。
昨日行ってきたのは今回で13回目を数えるというピアノ科と器楽科(+ブラバン+オケ)の合同発表会だった。二女は器楽科のみに属する生徒ではあるが通奏低音楽器の志望者が慢性的に不足しているために、ありとあらゆる科から声が掛けられていて出番は非常に多い。
入学して2年間はコントラバスの受講者は僅か一名のみという寂しい状況だったのだが、ここへ来て後輩三人が新加入し、コントラバスは一気に2プルト体制となった。尚、後輩といっても高校一年生の生徒三名なので二女から見れば学校の先輩ではある。
最初のコンバスの出番はブラバンの通奏低音。人気のある器楽のコースはフルート、ヴァイオリン、そしてクラリネットという順序のようで、やはりこの順で構成人員が多い、フルートともなれば壇上に20人以上がいっぺんに上って迫力(?)のアンサンブルが展開されたりする。
今回の発表会で特質すべきは、コンバス4本によるアンサンブルで(写真には3本しか映っていないが、これは携帯カメラの画角が狭かったため)、通奏低音楽器がそれぞれ主旋律や対旋律、伴奏を担当するという前代未聞のセッションがあったこと。
エーデルワイス(R.ロジャース)、一週間(露の民謡)、アニーローリー(英国民謡)の三曲を披露していた。
最後のオケにはコンバスは1プルト=2名ずつの出番で、ハンガリー舞曲#5(ブラームス)、旬の仮面舞踏会(ハチャトゥリアン)を演奏した。二女は両方ともに出突っ張りで、後輩が一名ずつ交代で演奏していた。
写真にはないが、ピアノ科から選抜された生徒のピアノ独奏も途中に挟まり、こちらの方もなかなかだった。全般を通じ、今年はまずまず良い出来であったと思う。
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