2009年 03月 12日
Martha Argerich and Friends: Live from the Lugano Festival 2008 Disc1 |
EMIの新譜から、去年のルガノ・フェスティバルのハイライト集。丹念に聴いて行きたい、その1枚目。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/3529713
CD1
・モーツァルト:アンダンテと変奏曲(4手のための)K.501
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
スティーヴン・コヴァセヴィチ(ピアノ)
・シューマン:ソナタ第2番ニ短調Op.121
ルノー・カプソン(ヴァイオリン)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
・アレンスキー:五重奏曲ニ長調Op.51
リーリャ・ジルベルシテイン(ピアノ)
ドーラ・シュヴァルツベルク(ヴァイオリン)
ルチア・ホール(ヴァイオリン)
ノラ・ロマノフ=シュヴァルツベルク(ヴィオラ)
マルク・ドロビンスキー(チェロ)
・サン=サーンス:スケルツォOp.87
リーリャ・ジルベルシテイン(ピアノ)
酒井茜(ピアノ)
ルガノ・フェスティバルは今回の2008年度をもって7回目となる様で、月日が過ぎ去るのは速いものだ。何故か2007年度のCDは買わなかったが2006年度のCDは聴いていて、かなりの好印象だった。
アルゲリッチはヴィルトゥオーゾとしての一線の活動からはリタイアしていて、後進の指導・育成に余念がない様だ。日本では別府アルゲリッチ音楽祭が随分と名が通ってきたし、故郷のアルゼンチン・ブエノスアイレスではマルタ・アルゲリッチ国際ピアノコンクールという冠大会も企画している。このルガノもその延長線にある音楽祭だが、こちらはピアノ独奏と言うよりここ20年ほど注力しているピアノが入った室内楽にフォーカスしたものだ。
今回もアルゲリッチお気に入りの若手俊英のホープがオールスターで揃ったと言うべきか(毎度お馴染みの若手じゃないのも入っているけれど・・)。で、この一枚目にして良い出来映え。
最初のモーツァルトで結構やられてしまう。アルゲリッチの3人目の旦那だったコヴァセヴィチとの連弾だが、これが一人で弾いているような錯覚を覚えるほど強弱も打鍵も揃っている。元・夫婦のシンクロニシティという訳でもなかろうが超絶技巧を誇る二人のなせる技か。
次のシューマンだが、前のモーツァルトの残像が強烈で耳が慣れるまでちょっと時間が掛かった。ルノー・カプソンのVnは先鋭で直進的だが太く朗々と鳴り響く箇所もあって変幻自在だ。元々は和声が素直で明るいシューマンだがこの演奏と解釈はどことなく翳りがあってブラームスみたいだ。尚、チェロで売り出し中のゴーティエ・カプソンはルノーの実弟となる。
アレンスキーの名は何度も聞いたことはあるが曲を聴くのは実は初めて。チャイコフスキーとストラヴィンスキーが混ざったような曲風にフランクやフォーレのような半音階和声による展開が所々出現し、なかなかにロマンティックな曲だ。アレンスキーは夭折した、ある種の天才だった様だがこれを発掘して来たのは昨今室内楽にはまっているアルゲリッチの功績と言えるだろう。
最後のサン=サーンスも連弾だが、これはもう完全に連弾と分かるバラバラに音が散乱する弾き方。印象派の点描画と言うべきか、二人の曲想が殆ど一致していないと言うべきか。酒井茜は随分以前だがPMFに出ていたのだが、そのとき何を弾いていたかが思い出せない。まぁ、酒井茜に関しては上原彩子と同様、賛否は分かれるであろう。そう言えば上原もEMIのアーティストだったがアルゲリッチ系統には全く出て来ない。
余談だが、こんな面白いイラストを描いている人がいる。似ている似ていないはこれまた賛否は分かれると思う。個人的には酒井茜の顔は、ドラマ「キッズ・ウォー」で今井茜という不良少女を演じていた頃の井上真央に似ていると思っている。茜が共通項とは言わないが。
(続く)
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CD1
・モーツァルト:アンダンテと変奏曲(4手のための)K.501
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
スティーヴン・コヴァセヴィチ(ピアノ)
・シューマン:ソナタ第2番ニ短調Op.121
ルノー・カプソン(ヴァイオリン)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
・アレンスキー:五重奏曲ニ長調Op.51
リーリャ・ジルベルシテイン(ピアノ)
ドーラ・シュヴァルツベルク(ヴァイオリン)
ルチア・ホール(ヴァイオリン)
ノラ・ロマノフ=シュヴァルツベルク(ヴィオラ)
マルク・ドロビンスキー(チェロ)
・サン=サーンス:スケルツォOp.87
リーリャ・ジルベルシテイン(ピアノ)
酒井茜(ピアノ)
ルガノ・フェスティバルは今回の2008年度をもって7回目となる様で、月日が過ぎ去るのは速いものだ。何故か2007年度のCDは買わなかったが2006年度のCDは聴いていて、かなりの好印象だった。
アルゲリッチはヴィルトゥオーゾとしての一線の活動からはリタイアしていて、後進の指導・育成に余念がない様だ。日本では別府アルゲリッチ音楽祭が随分と名が通ってきたし、故郷のアルゼンチン・ブエノスアイレスではマルタ・アルゲリッチ国際ピアノコンクールという冠大会も企画している。このルガノもその延長線にある音楽祭だが、こちらはピアノ独奏と言うよりここ20年ほど注力しているピアノが入った室内楽にフォーカスしたものだ。
今回もアルゲリッチお気に入りの若手俊英のホープがオールスターで揃ったと言うべきか(毎度お馴染みの若手じゃないのも入っているけれど・・)。で、この一枚目にして良い出来映え。
最初のモーツァルトで結構やられてしまう。アルゲリッチの3人目の旦那だったコヴァセヴィチとの連弾だが、これが一人で弾いているような錯覚を覚えるほど強弱も打鍵も揃っている。元・夫婦のシンクロニシティという訳でもなかろうが超絶技巧を誇る二人のなせる技か。
次のシューマンだが、前のモーツァルトの残像が強烈で耳が慣れるまでちょっと時間が掛かった。ルノー・カプソンのVnは先鋭で直進的だが太く朗々と鳴り響く箇所もあって変幻自在だ。元々は和声が素直で明るいシューマンだがこの演奏と解釈はどことなく翳りがあってブラームスみたいだ。尚、チェロで売り出し中のゴーティエ・カプソンはルノーの実弟となる。
アレンスキーの名は何度も聞いたことはあるが曲を聴くのは実は初めて。チャイコフスキーとストラヴィンスキーが混ざったような曲風にフランクやフォーレのような半音階和声による展開が所々出現し、なかなかにロマンティックな曲だ。アレンスキーは夭折した、ある種の天才だった様だがこれを発掘して来たのは昨今室内楽にはまっているアルゲリッチの功績と言えるだろう。
最後のサン=サーンスも連弾だが、これはもう完全に連弾と分かるバラバラに音が散乱する弾き方。印象派の点描画と言うべきか、二人の曲想が殆ど一致していないと言うべきか。酒井茜は随分以前だがPMFに出ていたのだが、そのとき何を弾いていたかが思い出せない。まぁ、酒井茜に関しては上原彩子と同様、賛否は分かれるであろう。そう言えば上原もEMIのアーティストだったがアルゲリッチ系統には全く出て来ない。
余談だが、こんな面白いイラストを描いている人がいる。似ている似ていないはこれまた賛否は分かれると思う。個人的には酒井茜の顔は、ドラマ「キッズ・ウォー」で今井茜という不良少女を演じていた頃の井上真央に似ていると思っている。茜が共通項とは言わないが。
(続く)
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by primex64
| 2009-03-12 10:31
| Compilation
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