なんだか凄いタイミングだが・・・ おくりびと - おくりぐるま |

光岡自動車は25日、新型霊きゅう車「おくりぐるま ミツオカリムジンタイプ2-04」(排気量1・5~1・8リットル、2人乗り)を発売する。全長を一般的な霊きゅう車より約2メートル短い5・17メートルに抑え、大型ワゴン車程度のサイズにして取り回しやすくした。
同社は、社内で霊きゅう車のことを「おくりぐるま」と呼んでいたという。価格は552万9000~558万6000円。問い合わせは同社(電話0120-49-3360)。
(読売新聞 - 02月25日 08:54)
オスカー獲得を予期していてニュースリリース時期を探っていた感じがする。元となった青木新門の小説「納棺夫日記」は随分前から出ているし映画だって封切られてからちょっと経つので、光岡としては便乗のつもりはなかったのかも知れないけれど、まぁ良いタイミングとなったわけだ。
しかし、富山は「おくりびと」現象というか、田中耕一のノーベル賞以来このニュースに湧いているようだ。
これ、勘繰ると、青木新門が勤めていた(現在も監査役?)オークス株式会社が光岡に発注して作らせた車ではないだろうか・・??
以下は地元の北日本新聞の記事:
2009年02月25日 06:10
映画「おくりびと」の原点となった「納棺夫日記」。文庫は県内の書店で品薄状態になっている=富山市総曲輪の清明堂書店
アカデミー賞で外国語映画賞に輝いた映画「おくりびと」に影響を与えた富山市の作家、青木新門さんの著書「納棺夫日記」が、県内の書店で爆発的に売れている。値ごろな文庫本は売り切れ続出の人気ぶりで、発行元は九万部の増刷を決めた。
「納棺夫日記」は青木さんが冠婚葬祭会社で約十年間、納棺師として三千体の遺体と向き合った体験を基にしている。平成五年に富山市の桂書房から出版し、八年に文藝春秋が文庫化した。深く感銘を受けた俳優の本木雅弘さんが映画化を発案した。昨年九月、映画が公開されると、本の人気にも火が付いた。刊行から十二年かけて八万部売れた文春文庫版は、公開後、わずか五カ月で七万部を販売。受賞を受けて、さらに九万部の増刷が決まった。桂書房の単行本も、累計三万部のロングセラーを更新中。小学館が映画をノベライズした文庫の「おくりびと」も売れ行き好調という。
「納棺夫日記」の「蛆(うじ)も生命なのだ。そう思うと蛆たちが光って見えた」という一節が本木さんを感動させたように、同作は深い宗教観に根差した美しい文章でつづられている。二十四日は文庫が売り切れる書店が続出し、六十冊を新たに発注したという清明堂書店総曲輪本店(富山市総曲輪)の桑原真喜子店長は「この名作が、さらに多くの人に読まれるのはうれしい」と話していた。
いずれにせよ、富山づくしの話しであった。 ※但し撮影は山形・酒田で行われたといい、オール日本海メードの映画だ
