大琳派展@東京国立博物館(平成館) |
りぃなさんのアドバイスに従い、当日売り分のチケットはJR上野駅公園口改札内のチケットビューローで調達した。殆ど並んでいなくてすぐに買えた。国立博物館に到着すると発券機の前は長蛇の列・・。確かに駅で買って良かった。
光琳は本阿弥光悦と俵屋宗達にインスパイアされ、それを基に絵画や装飾芸術を完成させた江戸時代の著名なアーティストで、その後、彼の作風を慕う尾形乾山・酒井抱一・鈴木其一らを合わせて六名を琳派と称し、日本絵画や工芸の一つの古典セクトとして扱われている。
内容が豊富かつ多岐に渡っているので全展示の感想を書くスペースも時間もないが、一つだけ。
誰でも知っている風神雷神について。
宗達、光琳、抱一の風神雷神図の屏風バージョンが三セット、そして、そして其一の小振りな襖バージョンも登場。これだけの揃い踏みはなかなかに圧巻であった。
そして光琳の風神雷神の裏面にそのリアル世界(つまり嵐・台風など疾風に立ち向かう勁草の姿)を対応させて描いたという夏秋草図屏風というのは初めて実物を見たが、なかなかに趣&機知に富んだアイディアで、もう一つの風神雷神の意義、そのまさに「裏側」を垣間見た思いだ。
その他、根津美術館の燕子花図屏風、富山の水墨画美術館でもお目に掛かったことのある出光美術館所蔵の月に秋草図屏風、紅白梅図屏風、宗祇像などにも再会した。
なにぶん展示作品の分量が夥しく、また人も非常に多くて混雑していたため必ずしもゆっくりと鑑賞できたわけではないが、久し振りに目の保養ができた。
< 後日談 >
この日記で 「JR上野駅公園口改札内のチケットビューローは空(す)いていた」 と書いたのだが、その後暫くたって阿修羅展に行ったら、公園口のあそこは結構長い列を作っていた。逆に、大琳派展の時とは違って博物館前の自動券売機&窓口は思ったより全然短かく、各台に大体4~5人ということで信号前まで待ち行列が到達するなんていう事態には至っていなかった。皆さん、事前に色々と調べられているのが分かるが、その辺は臨機応変に・・・。中に入ってからの行列の方が遙かに長かったw
阿修羅展→http://musicarena.exblog.jp/11601928/
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