日曜のランチの様子。反町のSHINが新手のラーメンを限定で出しているというので気合を入れて行ってきた。
まずはビール

到着したのは遅めの時刻だったが何とか限定にありつけた。店主との会話の中で最初に出て来たのは消費増税の話し。やっぱりその影響は否めない様子で、客足は以前に比べ少し減っている由。大手の流通、小売り、外食チェーンならある程度の体力もあろうが個人経営の場合はきつい。今回、外食に限らずどの業態であっても増税の影響は少なからずやあるようだ。

そんな中、真摯で真面目なSHINのような個人経営の店の場合は増税分は経営側の持ち出しで留めざるを得ないようで、これはちょっと理不尽かと思う。増税されました、なのでその分は値上げします、ではよろしく、という安直な構図には即ならないのだ。単純に単価にまんま転嫁するような姿勢を見せた瞬間、客足が急に遠のくリスクがあるからだ。
無化調ジャンク
なんとも刺激的なネーミングだ。見た目には普通のSHINのラーメンに見える。しかしながら、スープを一掬い、味わってみて、これはただ事ではない。今まで殆ど出たことのない背脂がそこはかとなく漂っている。それがジャンク? と思いながら更に一掬いする。ニンニクが強めに香って来る。これもジャンク? では、味全体はどうなのかというと、実に優しくて塩分少な目、そして旨味成分が強い。




動物的な勘なのか、はたまたジャンキーな食べ物に敏感なのか、私は舌と味覚を総動員。過去に味わったことのある前例を大脳内の味覚データベースからスキャンする。色々と去来する味はあるが、どの類型にも当て嵌まらない。第一印象は強いて言うと味覇(ウェイパー)に似た旨味だったが、そちらは貝類が主、かつ化調のピリピリがあってコッテリした味で、これとは違う。

次に感じたのは町中華などでお馴染の湯麵の味?ということだが、これも第一印象的には僅かに似ているが全く違う。だいいち、このSHINの新メニューは醤油味、普通のタンメンは塩味。要は色々と記憶を呼び覚ましてみるもののこれに似たラーメンは味わったことはない。完全に新種かつ前衛的な麺であり素直に脱帽なのだ。しかもこれを無化調で作るとは恐れ入る。

葫を加えたスープのベースは100%魚介+昆布で、これは普段からSHINが標榜する無化調なのに旨味が極大化されるという典型例だ。だが、それだけに留まらず多量の葱と湯掻いたもやしをトッピング後、熱してぐつぐつ言っているラードを上から一気にかける。調理人泣かせの火傷必至な荒業だ。スープには粗挽きの赤唐辛子、岩海苔が入って厚手のボディ感とコクを演出。
全てにおいてバランスがとれたジャンキー、いや旨味・滋味が満ちた超絶スープである。ここにSHIN自家製としては過去最太の麺が浮遊。豚バラ部位の厚切り大判チャーシューも良い仕事をしておりボリューミーさを更に倍加させている。これ以上多くは語らない。SHINのこの限定は早晩終わるので興味ある人は
twitterなどで情報を確認し、早めに賞味して欲しい。
補遺:
無化調ジャンクというのは商品名かと思っていたのであるが、店主との話の中で分かってきたのは、これは、ガッツリ系の味を化調を使わずSHIN伝統の魚介系などの天然由来素材だけで創出した麺のことを意味している由。曰く、言うなれば無化調ジャンクというジャンルを確立したいのだそうだ。この考えには諸手を上げて賛成だし、実際ボリューミーなのに天然由来ならではの軽量感があって、かつ焦燥感(喉の渇き)、胃もたれ感は皆無であった。
お店データ

自家製麺 SHIN(新)
横浜市神奈川区反町1-3-8
電話:045-548-3973
営業:11:30~14:30
18:00~21:00(日曜は夜営業なし)
定休:火曜
最寄:東急東横線 反町4分
今日の一曲

この頃、彗星のように現れて楽壇の話題を総取りしていた感のあるジャニーヌの三枚目のアルバム。Vnとしては現在は定番となりつつあるメンコンとブルッフの取り合わせだ。とても洗練された解釈で、無理、無駄のない弦捌きはさすがで、いまだにメンコンの名録音の一つに数えて良い出来栄えだ。オケはメンデルスゾーンが創始メンバーの一人だったとされ、現存する市民オケの最も古い始祖ともいえるゲヴァントハウス、指揮者はあのシャイーである。素晴らしいのひとこと。
(MusicArena 2007/3/26)
今週の珈琲
今週はマンデリントバコ。

昔のマンデリンは苦み一辺倒だったが、昨今のこの品種は風味も良く、甘みも少々感じられてバランスが良好。このところ遠隔地へ日帰り出張で通っている。当然に豆や道具を持ち込んでドリップは出来ないので、毎朝5時起きで豆を挽いて珈琲を淹れ、サーモスの真空保温水筒に詰めて拠点に持ち込んでいる。携帯用の水筒なのであまり多くは入らないが、それでも夕方まで熱い珈琲が飲めるのは有り難い限り。
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