魚くに@妙蓮寺 |
まずは生ビール
東京、埼玉、千葉、神奈川の一都三県に再度の緊急事態宣言が出て2週間余り。効果はあまりないと言われつつも徐々に感染者数は減少傾向で推移している。
ポキ丼
この日は雨模様で寒いということで街に出掛けるのはやめて地元で過ごした。ランチは家で作って食べるというのもありだが、互いに朝から忙しくしているし休みの日の昼くらいはキッチンで何もせず、安全対策を施した店があるならそちらで頂きたいというのが本音。
天然真鯛の塩焼
こちらは私のオーダー。柔らかくてプリプリした鰆を食べたかったが残念ながら売り切れていた。
天然の鯛は身が引き締まった筋肉質の白身で、仄かな磯の香りと極めて強い滋味が際立つ。噛むと養殖ものとは全く違う、みっしりした食感、そして鯛に独特の柔和で香り立つ上品なフレーバーが特徴。添え付けの鬼おろし大根に醤油をたちっと垂らし、ほくほくの上質米に焼いた身を乗せて頬張る。これ以上の至福があるだろうか。魚の国に生まれて良かったと思った瞬間。
無論、大粒浅蜊の味噌汁、揚げと隠元の煮〆、そして若大将のお母さん=以前の鮮魚 魚國の大女将=が丹精込めて作っている糠漬けと、脇を固める副菜にも抜かりは全くない。若大将、良い仕事をしている。
お店データ
魚くに
横浜市港北区菊名1-7-10
電話:045-432-5537
営業:昼 :11:30~14:00(LO:13:30)
夜 :17:00~22:30(LO:22:00)
日祝:17:00~21:30(LO:21:00)
定休:月曜、第3日曜
最寄:東急東横線 妙蓮寺 2分
今日の一曲
2003年リリースの貴重なアルバム。天才女流=リーズ・ドゥ・ラ・サールの初録音とされるCDで、録音当時はなんと14歳。その後、成長するにつれコンチェルトや長編独奏作品の録音が次々にリリースされたのは周知の事実。その歳にして驚異と言わざるを得ない技巧と完成度なのであるが、それにも増して人の聴覚と音感を強固にグリップして決して離さないこの厚みある表現力と引力はどこから湧いて出ているのであろうか。
(MusicArena 2010/1/24)