菊名池の続編となる。
カルガモの親子 その後
見ていたら浅瀬には鮒や鯉の稚魚、泥鰌などの魚類、あとは蛙になりかけのオタマジャクシ、ヤゴやその他昆虫の幼生もいたりして、結構たくさん捕食でき、親子ともども満足な様子だった。
一服した親子は羽繕いを始めた。水鳥の場合は尾っぽの方にある尾脂腺という部位から油脂成分を嘴に擦り取って、それを羽の中でも特に水に濡れやすい場所に塗りつけるという所作をとる。こうしたことを絶え間なく繰り返すことで、この鴨たちは水にずっと浮いていられるのだ。
その後、意外な行動に
暫くして子鴨、親鴨の順で柵をくぐって淵へと泳ぎ出して行く。
子鴨がすいすい泳いで沖の方へ行ったので、私もコンデジを引っ込めて撤収する体勢に。そうしたところ突如バタバタと水面を叩いて親ガモが飛び立つ体勢に入り大きくジャンプ。
と思ったら、柵の擬木にちょこんと器用に着地した。意外な動作だったので写真は撮れず、なんだ? と思って視線をやると、私に向かってガーガー!と鳴く。それを無視して急いで再度取り出したコンデジで写真を撮っていると羽繕いをしつつ、またガー!と鳴いて何かをせがむような格好。要は餌をねだっているのだ。多くの人は可愛い鴨だと思うだろう。
しかし、これには伏線があり、あまり喜ばしいことではないのだ。というのは、今はコロナ禍で人は少ないが、ちょっと前までは高齢のご婦人たちが池の端でパンの耳やポップコーンなどを蒔いていた。当然に鯉などの魚は集まって来るし、鴨やその他の鳥も大挙して餌取りに来るのだ。意識の高い住民から告発を受けた市の巡回員が警告するものだから、ご婦人たちは夜明け直後の朝に餌づけにやって来るというイタチごっこ。そういったことで、人が近付いてくると何かしら食べ物が貰えるものだと鴨も経験則で知っていて、何もやらない私に対しても、何かくれ! と、ねだるのだった。
※撮影地:横浜市港北区
今日の一曲
お休み。
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