紬@六角橋 |
まずはビール
テレワークとなり、徒歩圏では昨今チョイスすることの多いこちらへ。
この日記を書いているのは3月30日。暦の上では明日で定年退職を迎えることとなる。明朝は子会社側へ最後の出社をし、65歳で2度目の定年退職をする高齢社員の離職に係る各種事務処理および最終面談、それと自身の親会社への異動手続、資料や私物等の引っ越しを行う。あくる4月1日には晴れて出向元復帰となり次の部門へ初出社。といっても慣れ親しんだオフィスだ。
なお、システム子会社は24/365止めてはいけないミッション・クリティカルな業務を担う。このため、東京都の勧告に従って感染リスク低減策を随時実施し、従って間接部門始め出社せずとも業務遂行可能な社員はテレワーク体制を敷く。しかし親会社はその環境が整わないため、原則毎日出社となる。ということで、今日が子会社でのテレワーク最終日だ。
塩ラーメン+味玉+ライス
一番狙いは煮干だったのだが、運悪く売り切れ。
透明で殆ど無色のスープだ。すっきり淡麗で引っ掛かりがなくすっと入って来る。トップノートには貝類を感じる。たぶんこれは浅蜊や蛤、あるいはホンビノスあたりかも知れない。それらを混濁しないよう慎重に煮出している。ミドルノートは鰹節かそれに類した節系を少し感じる。いずれも魚介系を複数合わせて全体バランスを取るという味覚設計のようだ。
塩ラーメンと銘打ってはいるが、その塩分の主張は強くはなく絶妙な塩梅だ。寧ろ、控えめの塩味なのだが魚介の滋味を深くすることで塩のシャドー(影)を形成し、よって塩味不足を感じさせない設計としているようなのだ。なんと高度で繊細なスープであろうか。この微細な出汁を干渉しないよう付け合わせの鶏チャーシュー、肩ロースチャーシューも淡白系の味付け。
硬茹での細麺はわりとパツンとした食感で小麦の香りもそこそこあって、この魚介系淡麗塩スープと良くマッチしている。これより太いと麺が勝ってスープが負けるし、茹でが緩いとぐずぐずで美味しくはない。但し、後半はダレてくるので相応に箸を進めたいところ。味玉だが、箸で割ったら中から未凝固の黄身が飛び出しスープに流出してしまった。もう少し硬めが良いか。
ライス ▶ 雑炊
ご飯を頼んでいたので、少し温存していた具材を平行移動。
お店データ
紬 TSUMUGI
横浜市神奈川区六角橋2-10-1
電話:不明
営業:11:00~15:00
定休:木曜
最寄:東急東横線 白楽8分、東白楽9分
今日の一曲
トーマス・ファイ&ハイデルベルク響のメンデルスゾーン作品集。メインは交響曲4番イタリア。テンポが速く、真っ青な晴天を思わせるような伸びやかな弦、ホルンや木管群は精密な正弦波を発している。ノンビブラート奏法の圧巻は3楽章中間部の2本のホルンによる第二主題。二人の音はもの凄く合っていてシンセサイザーを思わせるほど。全体としてはメランコリックな情感や叙情とは無縁の、律儀で一本気に直進するエネルギーに満ち溢れた解釈。
(MusicArena 2008/2/26)
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