自家製麺 SHIN(新)@反町 |
まずはビール
家内は先週の中盤から旅行に行っていて不在。一人なので朝は割とゆっくり寝ていたがやっぱり疲れがとりきれないようで怠さを感じる。遅めに朝食をとって家のことやら溜っている写真の整理やら聴いていないCDの視聴やらをして過ごした。twitterではSHINが冷やしラーメンを始めたとの告知があった。どれどれ、ということで正午を過ぎてから三々五々出掛けた。
蒸し鶏 中サイズ
梅雨なので雨が振るのは致し方ないのだが、このところ日照が殆どなく、常時じめじめ湿気があって気持ちが悪い。
アゴだし冷やしめん 肉増し
今回から始まったアゴ出汁スープの冷やし麺がカウンタ越しにサーブされる。見た目が非常に涼やかだ。
唯一の違いはというと、それはチャーシュー。温はとろとろに煮たバラチャーシューだが、冷はローストポークいわゆるレアチャーシューが付く。バラチャーシューだと脂分というかコラーゲン成分が凝固して塩梅が悪いのだろう。その点レアチャーシューだとロース部位を使用しているためか、氷温に強く旨味も硬度も殆ど変わらないということなんだろう。
哺乳類・鳥類を一切使わないアゴ出汁を基礎としたスープは元々優秀で、温ラーメンでその能力は実証済み。しかしきんきんに冷やすとまた別の表情が現れる。温で啜るよりも冷の方が滋味が引き締まって濃く感じる。店主曰く濃度も温と同じ由、いやいや、明らかに冷の方が旨味が凝縮されている。最初、風味が後退して感じるが、麺とともに啜ると鮮やかな風味が凛と蘇る。
ぱっつんとした定番の麺は冷水で徹底的に〆上げられ、更なる硬度と靭性を纏う。この絶品アゴ出汁冷製スープとの相性はどんぴしゃ。これ以外の選択肢は考えられず、まさに理想のコンビネーションでありSHINの奥義ここに究めり、といった感じだ。麺もスープも互いの存在感を協調的に主張しているため、箸もレンゲも止まらない。気が付いたら完食・完飲。
お店データ
自家製麺 SHIN(新)
横浜市神奈川区反町1-3-8
電話:045-548-3973
営業:11:30~14:30
18:00~21:00(日曜は夜営業なし)
※ 月火はカレー営業、麺の提供なし
定休:無休
最寄:東急東横線 反町4分
今日の一曲
引き続き、ジャン・マルティノン/フランス国立放送管弦楽団、ドビュッシー:小組曲から、3楽章メヌエット。導入部の動機は木管で入り、主題は第1Vnが引き継いで奏でる。優美で気品溢れる三拍子系のメヌエット。中間部は転調をいくつか繰り返しつつ再び木管、が登場し華麗なオブリガートを鳴らす。三部形式の最後は主題に戻り、Vnを始め弦楽の総奏、そしてコールアングレの憂愁を湛えた響きが印象的なコーダ部となっている。これまた高度なオーケストレーションだ。
(MusicArena 2007/1/11)
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