先週は定時株総があり、その夜は役員の歓送迎会。悲喜交々であった。
東京マリオットは会社から徒歩圏
大昔だが、私は現在のJR大崎駅の至近に住んでいた。
学生時代の後半、そして就職して結婚直前までの6年ほどをこの地で過ごした。また、大学生の頃には大崎あるいは品川から歩いて、この御殿山の一角にあるソフトウェアハウスに通ってプログラム・コードを書くアルバイトをしていた。そこは現在のミャンマー大使館、当時のビルマ大使館の裏手にあるMビル(マーナー・ビル)という地上二階建ての低層の建物だった。
ザ・ガーデンビューは御殿山庭園に面する絶景
品川駅から国道15号を南下して八山橋を登り、西に折れて登坂すると右手には三菱開東閣が見えて来る。
ここは元々は伊藤博文の邸宅だったところを岩崎弥太郎が別邸として使っていて、その後、弥太郎の子である岩崎久弥が正式に買い取って三菱グループの所有とした土地と聞いている。ここは昔から変わっていない。開東閣の角を左に折れて細い一本道を進むと左側には原美術館がある。
今は都市化しているが、当時は田舎だったこの辺りを所有してたのは東京ガスや日本航空、営団地下鉄の総裁を歴任した実業家・原邦造の邸宅だった。邦造の義理の父・六郎も実業家、かつ美術に長けた人物として有名で、彼が蒐集した作品を収蔵し現在も展示・展覧しているのが原美術館だ。私が大崎やこの界隈に勤めていた頃には殆ど着目はされていなかったのだが。
私は結婚を機に大崎から横浜に転居し、その後のこの周辺の状況は寡聞にしてよく知らないが、ビルマ大使館、つまり現在のミャンマー大使館の北側から東のJRの線路までの広い敷地が原家の立派な日本庭園とともに森ビルに売却されたという。その跡地に今の御殿山ヒルズが建てられたのだと想像している。当時、この辺の目立つ敷地・建物といえば前出の三菱開東閣とキリスト品川教会があったくらいだ。
原邸の庭園は、おそらくは縮小されたのであろうがかなりの部分が温存されて
御殿山庭園という名称で整備され、ホテル敷地内で公開されている。この日の歓送迎会が開催されたのはこの庭園に面した風光明媚なザ・ガーデンビューという小型のパーティールーム。各種様式での結婚式あるいは披露宴が少人数で親密に開催できる人気の施設だそうだ。
この日の料理は限定のハワイアン仕様
セットされている料理は多種多様であったが、この時期はハワイアン仕様のトロピカル風情の限定メニューだったようだ。料理の子細な説明は割愛、あとは写真をご覧いただければと思う。
お店データ
東京マリオットホテル ザ・ガーデンビュー
東京都品川区北品川4-7-36
電話:050-5589-6494(代表)
営業:予約、利用可能時間帯、料理等は照会のこと
最寄:各線 品川 12分、JR、りんかい線 大崎15分
※品川駅高輪口から送迎バスあり
今日の一曲
モーツァルト:2台のピアノのための作品集より。冒頭のK.448はモーツァルトが生涯で一曲だけ書いた連弾用(2台4手のため)のソナタである。1781年11月、ウィーンで作曲。弟子のヨゼファ・アウエルンハンマー嬢のために書いたとされる。初演は11月23日、アウエルンハンマー邸で開かれたプライベートな演奏会で、第一ピアノはアウエルンハンマー嬢、第二ピアノがモーツァルト自身だったとされる。
(MusicArena 2006/12/22)
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