自家製麺 SHIN(新)@反町 |
まずはビール
この金曜は色々とあって年休を取った。私生活においては平穏無事で特段の問題もなく暮らしているが、それでも色々な事象が溜って来て事務処理やら庶務的な仕事やらが出て来る。梅雨入りして朝から雨が降って蒸すなか、伊勢佐木警察署、横浜中郵便局、都銀数行、神奈川区役所などを巡った。昼を過ぎて遅い時刻となったが、平日のSHINに行ってみることに。
特製アゴだしつけめん+お茶漬けセット
反町のSHINに到着したのが13:30頃で、やはり平日は週末ほどは混み合わないようだが相応には客が入っている。たまたま二席空いていた一つに即座に座れたのはラッキーだった。
ぱっつんとした薫る秀逸な硬い麺は更なる進化を遂げている。このつけ麺は、こういったざる蕎麦または盛り蕎麦の態様でサーブされる中華麺の料理としては凡そ孤高の存在であり、目を瞑って食すれば、抜き実の挽ぐるみ十割蕎麦の食感と重なってくるほど凛として爽やか、そして鮮やかな辛さを纏っている。多量に散らされた白葱、三つ葉も良い働きだ。
無論、付け合わせはどれも最高の拵え。チャーシューは上等なバラ肉を使い、長時間かけて含め煮にしてあるため余分な脂が殆ど落ち、とろとろに蕩ける美味。味玉は黄身の芯にまで鰹出汁が含侵されており、鼈甲色に輝いている。そしてアクセント的に散らされている煮たクコの実には各種の効能があって、店主の健康への拘りが詰まっているのだ。
最後の〆は、お茶漬け
お茶漬けセットの上に、少し残しておいたチャーシュー、味玉、クコの実を乗せ、鰹出汁で割ってもらった淡麗スープをたっぷりと注ぐ。
お店データ
自家製麺 SHIN(新)
横浜市神奈川区反町1-3-8
電話:045-548-3973
営業:11:30~14:30
18:00~21:00(日曜は夜営業なし)
※ 月火はカレー営業、麺の提供なし
定休:無休
最寄:東急東横線 反町4分
今日の一曲
ショパン: 前奏曲 嬰ハ短Op.45、いわゆる遺作と称される、20世紀に入ってから発見された作品。奏者はアルゲリッチ、アシュケナージ、ミケランジェリの聴き比べとなる。三者三様とはこのことで、奔放で激しく強いアルゲリッチ、内省的だが非常に繊細な感情表出のミケランジェリ、そして中庸を行く温厚な解釈で無駄のないアシュケナージ、という結果となった。あなたならどの演奏を好むであろうか?(写真はアシュケナージ)
(MusicArena 2006/12/8)
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