凛正庵 宗由@関内 |
まずは生ビール
このところ、土曜は凛正庵に行くことが多い気がする。この店は日曜は休みなので、例えば土曜に行ける店で蕎麦というと限られる。他にも日曜が休みの店は多いので、ジャンルにより土曜優先で訪店先を考えることが多い。ちょっと遅い到着で14:00前、先客が二組ばかりちょうど帰るところで入ったら我々だけ。結局、看板まで後客は来なくて我々だけだった。
絶品の肴二品
このところ家内がご執心の長芋の磯部揚げは外せない。そして私が好きな、わさび菜をオーダー。
以前にもインプレを記しているので詳細は述べないが、もうどちらも最高の出来栄え。磯部揚げはほくほくと柔らかいが繊維が崩れるのが分かる程度に原型を留め、そして青海苔の磯風味が存分に味わえる。この日のわさび菜は飛び切り辛く、鼻へ抜ける辛い臭気がびっくりするくらい刺激的。だがそれを過ぎれば野菜本来の旨味と青臭さが実に良い。思わず日本酒を追加オーダーしたくなる味だ。
鄙びて品な味わい 納豆 冷かけ
家内はこちらをオーダー。
納豆を中心として、しめじ、なめこ、うど、わらび、ぜんまい等の山菜をバランスよく散らした冷かけ蕎麦だ。事前に蕎麦汁が少しかかっているが好みに応じて別添の蕎麦汁を追加できる。この蕎麦は食べる前によく混ぜて全体に納豆の旨味と風味を馴染ませるのが流儀。蕎麦が納豆の粘性を纏ってまったりとした状態になれば食べ頃だ。山菜、納豆、蕎麦は実に合う。
薄い脂を纏った珠玉の旨味 穴子天丼セット
私はこちらをオーダー。
大振りで肉厚な穴子が丸ごと載る天丼、せいろ蕎麦のセット。この店のランチタイムの目玉の一つ。これ以外には海老天丼、かつ丼がチョイスできる。どれも非常に良い出来栄えなのだがこの日は薄い脂と旨味が特徴となる穴子という気分。さくっと揚がった穴子天ぷらは最高の出来で、無論、冷たい戸隠蕎麦との相性も抜群。これでツーコイン、言うことはない。
お店データ
信州戸隠流古式手打蕎麦 凛正庵 宗由
横浜市中区住吉町2-25 東郷第二ビル1F
電話:045-263-9118
営業:11:30~14:00、17:00~23:00(LO.22:00)
定休:日祝
最寄:JR関内4分、市営BL関内3分、
MM21線 日本大通り5分
今日の一曲
ブーレーズ/シカゴ響のバルトーク作品集。冒頭は舞踏組曲Sz.77で、これは全編の殆どが非和声で占められていて、ある種、聴く側の現代音楽への耐性が求められる作品。第1~5までの舞曲と終曲という構成。1~3は完全な非和声。第3舞曲は和声中心でどちらかというとチャイナ的な響きの軽快な曲風だ。ブーレーズのリードはなかなか鮮烈で、それを受けるCSOも明晰でブリリアントな演奏を展開。録音も秀逸だ。
(MusicArena 2006/11/14)
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