福満園 別館@中華街 |
まずは生ビール
まずはお決まりで生ビールを注文。店のロゴ入りプレモル・ジョッキで素早くサーブされる。そういえばスタッフは見違えるようにホスピタリティを向上させている。オペレーションを刷新したらしい。メニューの目立たないページの端に10周年記念コース、2500円也というのを発見。この別館が出来てから10周年らしい。因みに福満園の本店は25年くらい前の創業と思う。
10周年記念コース ~ 前半
2500円というから飲茶に毛が生えた程度だと思ったが、実はそうではなかった。デザートまで入れて全11品目だ。以下、コメントは必要ないだろう。どれもが珠玉で、これで2500円とは破格。オーダーバイキングでは決して味わうことのできない中華街の四川の真の実力がここにある。
▶三種の前菜盛合せ
▶フカヒレの姿煮込み
▶帆立と新筍のXO醤炒め
▶豚肉焼売
▶海老蒸し餃子
10周年記念コース ~ 後半
店長は前回とは違っていて、日本語が闊達で明るく振る舞うなかなかの社交家。そして見ているとスタッフへの指導や客あしらいも細やかでなかなかのやり手だ。そんなこんながあって、以前のような大らかな大陸風の純朴な応対から日本風のもてなしに通じるホスピタリティが醸成されたのではないかと推測した。コースは後半へと続く。
▶二種大海老の盛り合せ(チリ+マヨ)
▶ホルモンの四川風煮込み鍋
▶海鮮入り陳麻婆豆腐
▶もずく入り五目スープ
▶海鮮入り黒炒飯
▶杏仁豆腐
特段に申し上げることはない完璧なセット内容であり、ここまでクォリティ的にやられるとさすがのオーダーバイキングもそのレーゾンデートルが脅かされるであろう。あまり人には教えたくないが、このコースの完成度ははっきり言って抜きん出ている。
お店データ
福満園 別館
横浜市中区山下町137
電話:045-662-0003
営業:11:00~24:00(LO:23:30)
定休:無休
最寄:MM21線 元町・中華街(2番)4分、
JR石川町 8分
今日の一曲
前回に引き続きサティ。この盤はギター独奏による名曲集の位置付けであり、見過ごされそうな録音なのだが、リリース以来ずっと定期的に、しかも疲れて帰宅した時にはナイトキャップの供としてよく愛聴している。演奏しているのは10弦ギターを駆るアンデシュ・ミオリン。この日記によればノーメーク素肌系サウンドとあって、確かに、艶も飾り気もない素っ気ないものなのだが、これがどうして聴き飽きない名録音なのだ。素晴らしいのひとこと。
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