Festa Summar MUZA Finale Concert@ミューザ川崎 |
東京交響楽団/大友直人、Vn:神尾真由子
ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」より“ハンガリー行進曲”
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ペレグリ:クリザリッド
サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲 第3番 ロ短調 作品61
ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲
アンコール:ビゼー:カルメンより前奏曲
結論から言うと神尾真由子はその辺にいるお嬢様ヴァイオリニストでもタレント・ソリストでもなかった。うーん、実に剛健にして闊達な演奏で、音量もテクニックも素晴らしいものがあった。弱冠21歳にしてこの落ち着きと高い完成度は並ではない。弓のタッチを硬軟使い分けて紡ぎ出す深い音色はイザベル・ファウストばりの迫力だった。初めて演奏会で弾いたサン=サーンスとは思われなかった。
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