Martha Argerich and Friends: Live from the Lugano Festival, 2006 |
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2560430
アルゲリッチ&フレンズ/ライヴ・フロム・ルガノ・フェスティヴァル2006
CD1
シューマン: ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47
マルタ・アルゲリッチ、ルノー・カプソン、リダ・チェン、ゴーティエ・カプソン
メンデルスゾーン: ソナタ(チェロとピアノのための) 第2番 ニ長調 Op.58
G.カプソン、ガブリエラ・モンテーロ
シューマン: 幻想小曲集 Op.73 (フリューゲルホーンとピアノ版)
セルゲイ・ナカリャコフ、アルゲリッチ
CD2
シューマン: ピアノ三重奏曲 ニ短調 Op.63
ニコラス・アンジェリシュ、R.&G.カプソン
タニェエフ: ピアノ五重奏曲 ト短調 Op.30
リーリャ・ジルバースタイン、ドラ・シュヴァルツベルク、ルーシィ・ホール、ノラ・ロマノフ=シュヴァルツベルク、ホルヘ・ボッソ
CD3
ドビュッシー: 3つの夜想曲より(ラヴェル編 2つのピアノのための)「雲」「祭り」
セルジオ・ティエンポ、カリン・レヒナー
シュニトケ: ソナタ(ヴァイオリンとピアノのための) 第1番
アリッサ・マルグリス、ポリーナ・レスチェンコ
グルダ: 協奏曲 (チェロと管楽バンドのための)
G.カプソン、 他 アレクサンダー・ラビノヴィチ=バラコフスキー指揮
アルゲリッチと仲の良い演奏者が集まり、また無名だが実力のある演奏者を発掘するという意図の下、毎年開かれている音楽祭だが、聴くと納得する出来映え。
シューマンの幻想小曲集Op.73は、本来はクラリネットのソナタという風情の曲だが、このアルバムではフリューゲルホルンがフィーチャーされていてちょっと斬新、なかなかに聴かせる内容だ。
ピアニストのフリードリッヒ・グルダが作曲したチェロ協奏曲が変わり種で面白い。チェロがドラムセットとウィンド(ブラスバンド)とコラボするという曲で、クラシックの範疇に含めるべきではないかも知れない=ビッグバンド・ジャズと言うべき作品。
これに関して以下、東芝EMIの解説より:
2006年の目玉は、グルダのチェロ協奏曲。名ピアニストであり作曲家でもあったフリードリヒ・グルダが作曲、吹奏楽にギターとドラムが加わり、純粋に聴いて楽しい作品。アルゲリッチが主催したグルダ没後5年の2000年に「グルダを楽しく思い出す会」の日本公演で演奏、NHK『芸術劇場』でも放送され、ファンの間で話題になっていたこの曲が、遂に収録されました。
(録音評)
EMIレーベル、CDS3892412。1~2枚目は多少荒れ気味の収録だが、ライブらしい臨場感溢れるもの。定位はさほど宜しくないが鮮度感は抜群。3枚目は比較的おとなしく静かな背景で、録音品質は高く、しなやかで音場感も優秀だ。
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