Shostakovich: Complete Symphonies@Barshai WDR |
http://www.hmv.co.jp/product/detail/166390/ref=796930
Dmitri Shostakovich (1906 - 1975)
Symphonies(#1~#15)
Rudolf Barshai, WDR Orchestra(Cologne West German Radio Orchestra)
※声楽付き(#2、#3、#13、#14)のソリスト/コーラス
セルゲイ・アレクサシキン(Bs)
アラ・シモーニ(S)
ヴラディーミル・ヴァネエフ(Bs)
モスクワ合唱アカデミー
ケルン放送合唱団
ショスタコのスペシャリスト、バルシャイがWDRと録った壮大な全集で、日本始めあちこちで評判を取った全集CDである。日本では5年前にリリースされた。評判は聞いていたけれど何となく買わずにいたのだが、単発でしか聴かなかったショスタコを改めて体系的に聴いてみようと思っていた。
これはブリリアントの新品ボックスものだが、HMVのセールでリストプライスの半額以下だったため、ちょうど勉強のため聴きたいと言っていた二女と相談して購入した。これが何故こんなに安かったかは不明。二女はiPodに全枚入れて聴いているらしいが、私自身は4番と5番を聴いただけだ。
5番はバルシャイが去年、読売日響を振った時とほぼ同じ解釈で、明晰でテンポ感がよいもの。重層的な管が刺激的にならずとても穏やかにして軽やかだ。バルシャイのショスタコはコンドラシンやロジェヴェンと異なり時計仕掛けのように正確なリズムを刻む。これは好みなのだろうが伝統的ロシア風リリシズムを取るか、はたまた現代風なソリッドな解釈を取るかの分かれ道だ。
残りの曲については気が向いたら取り上げていこうと思う。
(録音評)
いずれもブリリアントが1992~2000年に掛けて制作したデジタル録音で、音質は極めてクリアにして軽快。ストレス無く吹け上がる管とスムーズで良く歌う美音の弦が特徴だ。全編を通しで聴いたわけではないがオーディオ的にも十分に、そして安心して楽しめる品質と言える。
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