ある風景:Kikuna pond, Yokohama@Mar. 2021 |
池の全景
3月最終週の菊名池の様子で、ほとりの桜はほぼ満開だった頃。
キンクロハジロ
その後、池には見に行っていないが、例年だと4月上旬には故郷であるシベリアへ戻るため旅立っていく。なので今はおそらく彼らの姿は池にはないはずだ。これが今シーズン最後の写真となるであろう。
おまけ
この人たちは何をしているのかというと、カワセミの撮影だ。
今年も飛来したというので三脚を立てて望遠ズームレンズ付きの一眼レフでその姿を狙っているのだ。彼らは地元の野鳥愛好会のメンバーのようで、相応の歳の面々だった。
熱心に撮影する彼らの脇から池の対岸を望んだが、桜の枝や岸辺の葦に止まっている複数のカワセミが観察できた。羽の色が青っぽく派手で、かつ動くと太陽の光を浴びて虹色の光を反射するのですぐにそれと分かる。但し動きは敏捷であり、望遠性能やシャッター速度で劣るiPhoneしか持ち合わせていなかったので撮影は叶わなかった。
地図(再掲)
今日の一曲
LyrinxのSACDハイブリッドから、現代フランスを代表するバロック系ソプラノの女王、ドランシュが歌うフォーレ歌曲集。フォーレは、歌曲の連作である La chanson d"Eve: イヴの歌(1906-10)と Le jardin clos:閉ざされた庭(1914)によって、最後の作品群における構造化され組織化された単純性(Simplicity)へと更に突き進む。フォーレの神髄である飛翔感の強い歌曲を集めたアルバムで、これは最高の仕上がりだ。
(MusicArena 2010/9/22)