ある風景:JR Yokohama Tower@Yokohama #4 |
旧・東横線の橋梁の上から
このところコロナの感染拡大が続いているとされ、見掛け上の感染者数の発表が多いように見える。前から申し上げている通り、PCR検査の履行能力が増大し感染者の炙り出しに成功しているとも言えるし、また実際に憂慮すべき由々しき事態なのかもしれない。唯一正直な数値だと思うのがコロナを要因とした死者数で、これは確かに増加の度合いを高め、ひょっとすると指数関数的に増えて行くのかもしれない。
こうした中、東京都と政府はGoToトラベルを巡って鬩ぎあっていたが、業を煮やした格好の百合子が菅と会って直談判した。昼前までの情報によれば、都としては政府に対し東京発着のGoToの一時停止を具申するとのことだった。しかし蓋を開けたら百合子が菅に押し切られ、ご承知の通り、結果は高齢者や基礎疾患のある人たちの移動の自粛というものだった。互いに大人の事情による判断というべきか、煮え切らない中途半端なもので終わった。
閑話休題。このペデストリアン・デッキははまレールウォークと命名されている。以下の写真はこの橋梁から北西方面を望んだ景色。帷子川分水路の脇に赤いテント張りのテラスが見えるが、ここがリゴレット オーシャンクラブ、そのビルの3階には昨今よく使っている京華樓の鶴屋町店が入居している。
仮設通路からCIAL横浜ANNEXへ
はまレールウォークは途中までしか完成していない。しかも当面は仮設のまま行く公算が強い。これには理由がある。写真でいうと通路の左、つまり西側は「横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業」という大工事が始まっており、2024年に超高層複合ビルの竣工を目指している。それが完成した暁には超高層ビルへのアプローチ空間がこのデッキに接続され、周囲一帯の再開発が完結する予定なのだ。つまり、そのビルが完成するまではこのままの状態で過ごし、竣工時に一気に完成させる目論見と考えられる。
今日の一曲
松田理奈という20代(=註:もちろん当時)のヴァイオリニストの二枚目のコンピレーション・アルバム。珍しく国内盤で、ビクター・エンタテインメントからのリリース。結論から言うとこのVn奏者はへたではない。操弦技術(フィンガリング)も操弓技術(ボウイング)も一定水準以上と見て取れ、かなりの難度までこなせる。また、ガダニーニとは思われないほど軽量で純音に振れたこの楽器の音は非常に綺麗で上部雑音も殆ど聴き取ることが出来ないほど静かだ。
(MusicArena 2009/8/19)
今週の珈琲
これまた希少種で、インドネシア ガヨ・ワイニー。