Misato Yokoyama Piano Recital@Musicasa |
Misato Yokoyama Piano Recital
Schubert: Piano Sonata No.21 D960
Ⅰ. Molto moderato in B♭maj
Ⅱ. Andante sostenuto in C#min
Ⅲ. Scherzo: Allegro vivace con delicatezza in B♭maj
Ⅳ. Allegro ma non troppo in B♭maj
-Break-
Brahms: 4 Balladen Op.10-1
Chopin-Liszt: 6 chants polonais S.480 R.145-1 "Madchens Wunsch"
Chopin: Nocturnes Op.15-2 in F#maj (No.5)
Chopin-Liszt: 6 chants polonais S.480 R.145-4 "Bacchanal"
Schubert-Liszt: 12 lieder: Gretchen am spinnrade
Liszt: Erster mephisto-walzer: Der tanz in der dorfschenke S.514 R.181
Encore:
Liszt: Liebestraume - 3 Nocturnes S.541 R.211 No.3 A♭maj
横山美里 ピアノリサイタル
~ 横山美里newソロアルバム「Gems」発売記念リサイタル ~
シューベルト : ソナタ 変ロ長調 D960
ブラームス : バラード ニ短調 Op.10-1
ショパン : ノクターン 嬰ヘ長調 Op.15-2
ショパン=リスト : 「6つのポーランドの歌」より"乙女の願い"
シューベルト=リスト : 糸を紡ぐグレートヒェン
リスト : メフィスト・ワルツ 第1番「村の居酒屋での踊り」他
アンコール: リスト:愛の夢 第三番
横山美里(Pf)
¥4,000(一般) 、¥2,000(学生)
お問合せ:Tel: 03-5706-3016
このリサイタルについて
ここでは詳細は述べられないが、今年の始めにとある筋から音楽媒体の検聴を頼まれた。時間がとれずに相当遅れてインプレッションを報告した。そのメディアに収められていたのが横山美里さんの演奏だった。その所縁なのかこのリサイタルにお招きいただいたという次第。
横山さんの演奏
結論から言うと、力感が籠った、熱くかつ丁寧な演奏だった。特に冒頭に持って来ていたシューベルトの絶筆である変ロ長調ソナタD960が圧巻のひとこと。
迫る死期を暗示させる仄暗さと、命を繋がんとする明滅する光が互いに明暗をあい成す名作中の名作だが、横山さんはそのシューベルトの心持ちを可能な限り再現しトランスレーションするがごとく精神集中し真っ向から鍵盤に向かった。良い意味で聴き疲れした。
休憩を挟み、彼女自身のトークを交えながら小品を演奏していく。楽曲が書かれた背景や特徴などを的確で短めのワーディングにこめて、そして数曲ずつ弾いていく。緊張もほぐれ、彼女の上腕筋が駆る両手がスタインウェイのセミコンに打ち下ろされると、その黒い筐体が揺さぶられて長周期の振動を惹起するのが見て取れる。いずれの曲もヴィヴィッドで繊細な命を吹き込まれ、闊達かつ雄弁な解釈・演奏だった。
会場データ
Musicasa ムジカーザ
東京都渋谷区西原3-33-1
電話:03-5454-0054(FAX:03-5454-0053)
受付:10:00~18:00
休館:月曜 (祝日営業、翌平日休) 夏期・年末年始
最寄:小田急・メトロ千代田線 代々木上原2分
京王新線 幡ヶ谷駅12分
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