重慶飯店@中華街 |
まずは生ビールなどで乾杯
二女にリクエストを訊いたら、重慶飯店の本館を所望する由。たまたま重慶飯店は夏に別館を畳んでこちらの新築新装なった本館へ集約された直後。
手始めに前菜
▼ 什景拼盤=五種前菜盛り合わせ。
家鴨、海月、中華風ローストビーフ、ピクルス、蒸し海老の五種。量的には、4人で少しずつ頂き次に備えるには適度だった。とりとめもない話をしつつ少しずつ前菜を頂き、我々はビール、娘たちはジャスミン茶などで喉を潤す。家族四人が会うことは年に数回しかないので貴重な機会ではあるし、また、それぞれが前回からの変化点などを語っていると時間が過ぎる。
アラカルトで頼んだ料理たち
こういったディナーでは悩まずに済むコース料理が楽でよいのだが、いかんせん量が多く食べきれないことは分かっていたので各人が好みに応じて順次頼むことに。
▼ 鶏肉の炒め カシューナッツ入り醤油味(炒鶏丁 腰果)
▼ 骨付き豚ロースの香味揚げ(椒塩排骨)
▼ キングなめこと海老の塩味炒め
▼ 白身魚の四川山椒炒め
鶏肉とカシューナッツ炒めは辛くなく、鶏肉と醤油のマリアージュは日本食以上に妙味で美味しい。排骨は辛く痺れる特製のスパイスミックス的なカラフルなふりかけ、僅かなカレー味がアクセント、非常に豊かな味。キングなめこ=巨大な傘のなめこは初めて見た。辛みはなく優しい塩味。白身魚は排骨と同様のスパイスミックスで痺れて辛く、身がほくほくで超美味。
〆に向かって・・
ここまで相応の時間が経ち、また、皆かなり満腹となっていたが、やはり〆はこういう感じにしたいと全会一致。
▼ 蟹入りコーンクリーム・スープ
▼ 四川麻婆豆腐
▼ 五目チャーハン(什景炒飯)
なお、私を除く三名はデザートをオーダー。私が中座している間にサーブされ。戻ったら堪能している最中だったので写真は撮り損ねた。全体を通じて実に美味しい料理だ。料金的には1割がた上がっているようだったが、量的にも1割、また素材と味の完成度は目分量で2割がた向上しているようで、非常に満足のひと時だった。新装開店した本館はとても良い店だ。これはまた足繁く来なければならない。
因みに、別館にあった調度、什器、また例えば玄関の壁面にあった銘板(以下の写真参照)など、重慶飯店を象徴する品々の多くはこちらの新本館へ移設され、連綿とした歴史が承継されているのも素晴らしい。
お店データ
重慶飯店本館
横浜市中区山下町164
電話:045-641-8288
営業:11:30~15:30(LO:14:30)、
17:30~22:00(LO:21:00)
土日祝:11:30〜22:00(LO:21:00)
定休:無休
最寄:MM21線 元町・中華街 3番出口3分、
JR石川町 8分
今日の一曲
Steinway Legends: Polliniの2枚目。ショパンのエチュードOp.25の後はリストのロ短調ソナタ。往時のポリーニの充実ぶりを覗わせる演奏。ロ短調ソナタはMusicArenaでは多く取り上げて来たが、ポリーニのこれは完璧な技巧、かつ冷たいテンペラメントを被せた弾きぶりは抜きん出ている。ただ現代においては様々な研究がされ尽くし、この演奏を超えると思われるものが多いのも事実。因みに私はこの曲を6年も練習した。結果、ロー・テンポながら通しで弾けたときには内心で自分に快哉を送った。
(MusicArena 2006/9/25)
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