小嶋屋@三吉橋 |
まずは生ビール
先々週も来た気がするし、先週も地元で蕎麦だった。それはさておいてまずは生ビール。到着は14:00ちょっと前で昼の繁忙時間帯はとうに過ぎているはずなのにテーブル席は満席。たまたまダイニングの大テーブルの一角に二席空いていてそちらでどうか、とのこと。ちょっと狭隘だが別に気にすることもなかろうということで着席し、まずは生ビールをオーダー。
肴三種
いつもなら真っ先に厚焼き玉子を頼むところだが、今朝はベーコンエッグを食べたということで卵は遠慮することに。それで、蕎麦前に頼んだのは揚げ銀杏、新筍の煮もの、春野菜の天ぷらの三種。
銀杏はじっくりと低温で揚げられていて中はにゅわっと独特の食感だし銀杏の柔らかい香りが良い具合だ。新筍の香しい風味はとても秀逸で今どきならではの薫風を感じる。付け合わせの若芽、振りかけられた少々の鰹節の芳香と相俟り、ほっこりした気分になる。勿論、穂先以外の柔らかさも特筆もので、これならば生あるいは軽く茹で上げて刺身に出来るくらいだ。
厨房が混み合っていたためか天ぷらは遅めのサーブとなった。天ぷら種は新じゃが、うるい、こごみ、わらび、ぜんまい、山うど、ふきのとう、筍、茗荷、そら豆など。小嶋屋の天ぷらは薄衣でかりっとタイトに揚がっており非常に秀逸な仕上がりだ。なおこれらはシンプルに塩だけでいただく趣向。天ぷら登場と共に生ビールが尽きたので〆張鶴を1合出してもらった。
もりそば
天ぷらが残ったので家内はそれを副菜にシンプルなもりそばを頂くという。
辛味大根おろしそば
私は久々にぴりりと辛いこちらを頂くことに。
ちょっと辛めの汁をお椀にたっぷりと注ぎ、辛味大根と長葱の微塵切りを絡めながら頂くと少々の青臭さ、爽やかな辛味が鼻を抜けて行く。抜身の挽ぐるみを手打ちしたこの日の盛り蕎麦は最高の出来栄えだった。最後に濃い目の蕎麦湯で〆る。満足。
お店データ
三吉橋 小嶋屋
横浜市南区中村町3-188-9
電話:045-261-0391
営業:11:30~15:30、17:00~20:00
定休:月曜
最寄:市営BL阪東橋8分、伊勢佐木長者町11分
京急黄金町13分
今日の一曲
ショパンのポロネーズ。あまりに著名な作品群であるため解説は不要だろう。この日記では二人のアルバムを取り上げていて、最初はある意味この作品の金字塔的な存在であるアシュケナージの全曲録音2枚組。明晰で曇り、遊び、過度な情感が一切介在しない完璧な演奏。ここまで隙のない演奏は他に類を見ない。澱みはないがどことなく悲壮感を感じるのは気のせいか。(MusicArena 2006/6/21)
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