木の芽@石川町 |
生ビール、出汁巻き卵
台風の影響からか湿度がある上に生暖かい風が吹いて随分と暑く感じる。と、天候条件的には生ビールである。そして店に着いたのはちょうど14時ということで、最初に頼む肴はお決まりの出汁巻き卵。待つこと暫し、香しい鰹の風味と共に焼きたての出汁巻き卵がサーブ。鬼卸しでざっくり擂った大根おろしに醤油をちょいと垂らし卵に乗せて一緒に頂く。
天ぷら盛合せ
卵だけでは足りず、追加で頼んだのは天ぷら盛合せ。
この一皿は、天せいろなどに付いている天ぷらを単品化し、分量的に少し増やした設定のようだ。種は茄子、人参、おくら、南瓜、写真では海老に隠れて見えないが榎天、それに大型のホワイト海老が2本といったところ。なお、海老の風味に関しては車海老には一歩及ばないものの、ぷりぷりとした食感はなかなかのもので、大柄な身は食べごたえがする。
肉せいろ蕎麦
この店では浸け汁で頂くせいろ蕎麦が3種(合鴨、鶏かしわ、豚肉)あり、いずれも人気だ。
今回は二人とも肉せいろ蕎麦で一致。大き目のお椀に出汁が張られ、そこに豚バラのスライス、削ぎ切りの長葱、葉三つ葉がたっぷりと泳ぐ。鰹出汁とかえしに豚肉の甘みが沁み出し、滋味が豊かで実に美味だ。ここに硬茹でのつるっとした蕎麦をじんわりと浸して一気に啜る。豚本来の風味に香しい蕎麦の香り、葱の爽やかな風味が混然一体となる。
木の芽の料理はどれもが手堅くて奇を衒った商品はない。揚物や焼物などの添え付けや単品の肴が美味しいのは勿論だが、蕎麦自体が秀逸だ。玄蕎麦は北海道・空知の農家で契約栽培しているそうで、いつ食べても香り、食感ともに優れ、裏切られたことはない。製粉と配合は、いわゆる抜き身の挽ぐるみで、仄かに緑がかった上質な蕎麦に仕上がっている。
お店データ
木の芽
横浜市中区石川町1丁目11
電話:045-641-5835
営業:11:30~21:00
定休:水曜
最寄:JR石川町(南口)1分、
MM21線 元町・中華街8分
番外編
このところ陽射しが強く、ランチ食べ歩きなどしていると紫外線を過度に浴びてしまい頭皮へのダメージが気になる。頭が大きな自分としては帽子はあまり似合わないので今まで忌避してきたが、あるMusicArena読者の方からの勧めもあって試してみようかという気になった。買物中にいくつか店を覗いたがお勧めのエクアドル製ポークパイハットは見つからなかった。途中、この無難な白い帽子を見つけて購入、すぐに被って買物を続けた。
(元町 Kent Ave.)
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