自家製麺 SHIN(新)@反町 |
まずは冷え冷えの缶ビール
SHINの店主が間断なく開発を続けるラーメン/つけ麺の評判は頗る良好で、年間スケジュールに沿って限定で提供するこれらの味を求めて客足は絶えない。私らとしてはこれら限定も気になるところだが、今回はレギュラーメニューの中でも原点といえる品々を定点観測的に再認識するべく久し振りにSHINに行ってきた。
まずは暑い店内でひときわ美味しいのがなぜかこの変哲のない缶ビール。そして気が利いたチャーシューの小鉢が欠かせない。この日はキーマカリーのシリーズに用いた玉葱のピクルスが添えられ、そしてSHIN坦坦や旨辛などに常用される辛めのタレを垂らした拍子木切りのチャーシューがサーブされた。これは絶品で、これだけでも来た甲斐があるというもの。
旨辛らーめん
家内のSHINの原体験といえば真っ赤な辛味噌とスープを湛えたこれ。
らーめん
私が思うSHINの原体験は味玉らーめん。開店当時から、ぱつんとした麺と強い滋味のスープの妙味が既に完成されていたのだ。
スープは従前どおり美味だが旨味の純度と透過度が相当に増していており以前とは別物かと思われる仕上がり。結果論的にはフォーカスを甘めにしていた雑味的な要素が排除されていて、合焦した滋味成分がピンポイントに舌を攻めてくるのだ。店主曰く、魚は鯖を増し、鶏はモミジをやめてネック(首)のガラに変えたので不要な脂が出ないぶん、より旨いとのこと。
ベースとなるスープが格段の進化を遂げ、すっきりと見通しの良い透明度の高いハイレベルな旨味を獲得していたのは新鮮な驚きだ。店主の舌のセンシティビティの高さと普遍性・確実性には唸るばかり。
お店データ
自家製麺 SHIN(新)
横浜市神奈川区反町1-3-8
電話:045-548-3973
営業:11:30~14:30
18:00~21:00(日曜は夜営業なし)
定休:月・火(祝日でも休業)
最寄:東急東横線 反町4分
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