天馬@伊勢佐木町 |
大手外食チェーンが手掛けるカレー専門店
伊勢佐木町のこの店は間口が狭く入り口の左側はテイクアウトのカウンターとなっている。そこで揚げたてのカレーパンを買っていく人が多いが、その割にはガラス窓から見えるイートインの店内は空いている風だ。この天馬は外食チェーンである日本レストランシステムの傘下にあるブランドの一つ。親会社はあのドトールとの共同出資で作っているようで、大手といえば大手。
この会社は幅広に様々な様相の外食店を手がけて来ていている。ここがやっていた昭和後期の超辛口カレー・チェーン店と言えばボルツだったわけで、その流れを汲むのかと勝手に想像していたがどうやら別もののようだ。初めて入る店内。ホスピタリティの良好なスタッフは空いているテーブルをやり過ごして二階へどうぞ、と案内。そう、ここには二階席があったのだ。
初めて踏み入れた店内はダーク系ウッドを使った渋く落ち着いた内装。カレー専業でなくても通常レストランとして通用する風情だ。二階には先客がそこそこいて楽しくランチを召し上がっている。我々は階段から遠くない4人掛けのテーブル席に通された。メニューを確認するとやはりカレー専門店らしく充実の内容。セットがお得とのことで暫し長考。その間にビールを頼む。
焼きカレーは基本は欧風だが、和風ホームカレーの風合いも感じられる
家内は入店前に眺めた看板で既に焼きカレーに決めていたらしいが、豊富なメニューを目にして少々迷った挙句、初志貫徹。私は初めての訪店なので無難な選択ということで左上隅の看板メニュー=ビーフカレーを頼むことに。セットは何種類かのバリエーションがあるが、二人ともサラダ&ドリンクのセットとした。程なく供されたのはたっぷり目のサラダ。普段からこの内容なのかどうかは分からないがサニーレタスがメインだった。
ビーフカレーは本格的な欧風ホテルカレーの様相で、非常に美味
続いてビーフカレー(辛口)が到着。ライスは別提供で揚げ牛蒡と上げ玉葱が乗り、ルーの上にはブロッコリー、揚げ茄子、ポテトが添えてあり、更にルーの中にはとろとろの角切り牛肉が潜んでいる。このルーは確かに欧風というか高級ホテル風。基本はC&Bのカレー粉の風味に近く、そしてグリーンカルダモンとクミンが多めに配合されていてかなりスパイシーで美味しい。
ドリンクとしてホットチャイを頼んだが、これがまた本格的でスパイシーな一杯だった。泡立ったクリーム状の表面にはシナモンが浮くのは普通と変わらないが、このシナモンには少しクミンが配合されている。そしてお茶自体にグリーンカルダモンが多量に溶かしてあるのだ。量も多くて熱々をふうふう言って頂き、終わる頃にはお腹の辺りがほっこりとした。
お店データ
天馬 伊勢佐木町店
横浜市中区伊勢佐木町1-5-1 伊勢崎第ニビル 1F・2F
電話:045-308-0760
営業:11:00~22:00(LO:21:30)
定休:無休
最寄:JR関内3分、市営BL関内2分
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