熱血らーめん in Yokohama@阪東橋 |
相模原で創業した京都系のラーメン専門店が横浜へ移転
店の看板にはSince 2009 in Sagamiharaとある。その後、鹿島田を経由して、去年の9月にこの伊勢佐木町に移転してきたという話らしい。実は、この店舗の前は1週間に1度程度は通っている。イセザキモールに来た時には向い側のポエムという喫茶店で必ず休憩しているのだ。なので、この店の前が確か家系ラーメン店、その前もどこかのラーメン店だったのも憶えている。
訪店は14:00を回っており先客は3名、後客が2名といったところで空いていた。券売機の左隅のボタンは熱血中華そば、とのことでそのまま考えることなく押した。ついでに味玉も追加。カウンタに食券を出すと好みを聴かれるが全て普通でお願いした。カウンタ内の調理人は熱血からは程遠い、か弱い声の持ち主で随分とおとなしい人物に見える。
待つこと暫し、オーダー品がカウンタ越しにサーブされる。
深いコクと旨味を湛えた醤油ベースのスープは秀逸、これは丸山製の低加水の中太ストレート麺に合う
真紅の丼にはなみなみと茶濁スープが注がれ、表面には多量の背脂が浮く。色だけから判断すると味噌スープに見えるが一掬いするとこれは正真正銘の醤油だと分かる。鮮やかなフックが効いたちょっと塩っぱめのバランスだが、尖った塩分ではなく全体に円やか。スープは丁寧に煮出してあり、コクが深いのと同時に旨味・甘みといった滋味成分も深くて、これは一級品のスープである。
付け合わせは中型の炙りチャーシューが3~4枚、太目で割とがっしりしたメンマが少々、中版の海苔が4枚、追加した味玉で、九条葱の粗微塵がたっぷり載る。チャーシューはロース部位と思われるが硬くて噛み切り辛いし、煮過ぎのせいか風味が殆ど感じられなくてあまり美味しくない。ここは改良を要するポイントだが、他のエレメントはほぼほぼ及第点といってよい。
丸山の低加水・中太ストレート麺はデフォルトでも固茹でで、ぽくぽくした感触が秀逸。この麺には濃厚な背脂・動物系スープが絡んで実に旨いのだ。スープに浸した海苔で麺を巻くと磯の香りが加わって更に旨い。この海苔でご飯を巻いても旨いと思う。これは非常に旨くて完成度が高いラーメンである。一定の固定ファンが獲得できるのが分かる味と言える。
このラーメンは京都系とはいうが、コクの強さと狙っている方向性は家系と完全にバッティングしている。それを承知で敢えてこの地での勝負を選んだのかもしれないが。この先、家系とどう差別化していくかが課題だと思われる。
お店データ
熱血らーめん in Yokohama
横浜市中区伊勢佐木町5-129
電話:070-6966-2655
営業:11:00~24:00
定休:無休
最寄:市営BL 阪東橋5分、伊勢佐木長者町7分、
京急 黄金町7分
1日1回、ここをポチっとクリック ! お願いします。
♪ よい音楽を聴きましょう ♫