Frank@東白楽 |
場所は上麻生道路に面していて、東白楽を降りてから六角橋交差点へ向かう途中。城南信金を過ぎた隣のブロックの角にあり、以前はケバブの店だった記憶がある。しかし内外装を全てやり直したためか以前の雰囲気は全て払拭されており洒落ていて綺麗だ。店に到着したのが14:00ちょっと前と遅めだったためか、先客はいなかった。
まずは生ビールを頼む。メニューを眺めると料理はやはり牛肉が売りで、ローストビーフ、ビーフストロガノフ、ローストビーフのだし茶漬けなどから種類を決め、分量を90、150、200、300グラムの刻みから選ぶ。それで基本料金が決まり、合わせるセットがサラダ+ドリンク、あるいはデザート付きの任意の組み合わせから選ぶ仕組み。
男性店主とその奥さんと思しき女性の二人で運営していてチームワークは良さそうだ。ビールを飲みながら二人とも選んだのはローストビーフ150グラムをメインとしたサラダとドリンクのセット。オーダーを告げるとカウンタ内の厨房ですぐに調理開始。といっても、ローストビーフならあらかじめ作っておかないと間に合わないだろう。
すぐにサラダが到着。手抜きがなくて良い材料を使っている。このところ葉野菜を中心に高値が続き、クォリティも低い状態なのだが、このサラダは瑞々しくて本当に美味しい。通常の市場を通した流通経路ではなく露地物を独自に仕入れているのではないだろうか。こういうちょっとした気遣いが店に対するインプレッションを大きく左右する。
暫く待ってスープ登場。見た目は赤っぽいボルシチのような風情だが、ほんのりとした酸味はビーツではなくてベースはトマトだろう。優しい風合いでとても美味しく落ち着ける味だ。特筆すべきは具に入っていた椎茸で、和の素材であるにも拘らず濃い目のスープベースに負けずにマッチしている。添えられている分葱もちゃんと機能している。
そしてメインディッシュがサーブされた。大き目のワンプレートにローストビーフとライスがセットされており、ライスの上には温泉卵が乗っている。牛肉を味わう側の客の欲求はおよそ想定した上のセット内容であり、思わず顔がほころぶ。皿の縁に付着させているワインソース、それと山葵を適宜添えて頂くという趣向との説明だった。
少量だがふっくら炊き上がって粒が立った上等なライス。その上に温玉が乗って、これを崩してご飯に浸透させた上からワインソースや山葵を纏わせたローストビーフを被せて頂くと美味至極となることは明白で論を待たない。ある意味とても卑怯なフィーチャーであって、店主が主張したい美味しさのエッセンスが全て込められている。
もともとが脂身の少ない牛腿であるが、ここでは和牛のA4等級以上しか使わないという謳い文句通り、上質で筋が皆無、そして非常に柔らかなタンパク質と牛本来の甘美な風味が絶妙であって、こんなに美味しいローストビーフは六角橋SAKAEYAで食べて以来だ。焼き具合も凝っていて、火が通った部位とレアの部分が微妙に混ざっていて秀逸。
ここは多少は値が張るが、旨いものを相応の価格で提供してくれる。この周辺は大衆的な店が太宗を占めるなか、満足度の高い一級の料理を出す洒落た店である。夜にはお得意のワインを中心に更にバリエーション豊かな料理が頂けるそうで、近いうちにディナーでも来てみたい思うの店なのであった。
Frank フランク
横浜市神奈川区西神奈川2-6-1
電話:045-834-8020
営業:11:30~15:00、18:00~22:00
定休:不定休
最寄:東急東横線 東白楽 4分
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2015年7月開業。 開業時から気になっていた店に ようやく行くことができました。 場所は横浜上麻生道路沿いで、 とらきち家 の斜向かいあたりになります。 写真は退店時に撮影したため 半分シャッターが閉まっていました。 店内 閉店間際で他に客がいなかったので 店内写真を撮ってみました。 基本メニュー (写真右下クリックで拡大) すべてA5ランクの黒毛和牛を使用。 基本メニューはローストビーフとビーフシチューです。...... more