口福館@伊勢佐木町 |
ここは中華街の一般的な安めの店よりもさらに一段安い台湾家庭料理の店で、昨今では結構流行っている。値段が安い割に料理は美味しいしメニューも豊富なので私もお気に入りなのだ。ビールを頼んでからメニューを眺め、回鍋肉、麻婆豆腐、炒飯、大根餅、台湾腸詰をオーダー。一番最初に到着したのは回鍋肉。甘辛い味噌で味付けされたキャベツと豚の三段バラ肉が旨い。
麻婆豆腐は本格四川の陳タイプではないのは見た目の通りだが、豆鼓醤が効いていて明るい色の割には深い味付けだ。花椒(ホワジャオ)は殆ど入っていないか全く入っていないので痺れは感じない。思ったほど甘くはなくて寧ろ塩分がきりっと効いているほうだ。辣油と粉唐辛子による辛味は鋭くて、日本流にアレンジした街角中華の麻婆豆腐よりかは断然旨い。
炒飯は炊き立てご飯だったせいか水分が多い感じだが、決してべちゃっとした仕上がりではない。暫くして粗熱が取れたらぱらりとしてきた。味付けは大人しいけれども素材の旨味が沁み渡っていてかなりいける味だ。量的には中華街の一般的な店の7~8割程度と小振りだが二人でシェアするには必要十分な量。ここに麻婆をかけて頂く。当然に至福。なお、スープが付くらしく遅れて到着。
大根餅は、今日のは干しエビが少ないようで香りは弱かった。にゅわっとした仕上がりは良好でビールが進む。台湾腸詰は最も簡単そうな料理だが出てきたのは遅かった。厨房を見ていると料理人ではなくて若い女性フロアスタッフが腸詰と長葱の削ぎ切りに難儀していた。包丁使いを見ていると危なっかしくて不慣れな様子。ま、このそっけない盛り付けもご愛嬌だ。
以上を食べてみて余裕があったら他にも何か数品追加しようと思っていたが、結局満腹となってしまってギブアップ。
これだけの品数と量を頂いて3000円でお釣りがくる。利益率はどうなっているのだろうと、余計なことながら心配になるほど安価だ。
台湾家庭小皿料理 口福館
横浜市中区伊勢佐木町2-80
電話: 045-262-5494
営業: 平日:11:00~26:00
土祝・祝前:11:00~28:00
日:11:00~24:00
定休: 無休
最寄: JR関内7分、市営BL関内5分、
市営BL伊勢佐木長者町2分
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