Andy Café@六角橋 |
本当は春キャベツのパスタを頂きたかったのであるが時期的には遅きに失してしまったようだ。この日のランチパスタはモッツァレラとトマトのパスタ、ベーコンときのこ・水菜の和風ペペロンチーノの二つであったが、前者は売り切れとのことで後者にした。私はペペロンチーノが大の好物であって異論はないところ。
和風というのが少々引っかかるところである。待つこと暫し、いつものように絶品のイタリアン・ドレッシングがかかった美味しいサラダがサーブされ、暫し待ってパスタがサーブされる。ペペロンチーノだけに葫が確かにたくさん入っているが、もう一つの特徴であるオリーブ油がどうかというと、これは微妙なところ。
ペペロンチーノのもう一つの必須エレメントである辛味だが、輪切りの唐辛子と糸唐辛子があしらわれていて、ピリリとした刺激は少しは感じられるが控えめ。辛い味を好む人には物足りないが、辛さが苦手という人には向いていると思う。総論としては、麺とオリーブ・オイル、唐辛子がコラボレートする本格的なペペロンチーノではない。
和風と銘打つこのパスタのスープはフックの効いた醤油ベース。勿論、オリーブ油は含まれているけれども控えめ。しかもさらさらとしたたっぷり目の醤油味の汁気にパスタ全体が浸っていてスープ・スパ風だ。スプーンで一掬いして頂くと、まずは強めの醤油を感じ、次に葫の風味、そして控えめな辛味が追いかけてくる。正統的なペペロンチーノではないにせよ、これは日本人向けとしては結構いけているアレンジである。
また、リピートしたいな、と思わされる味付けバランスだ。醤油という調味料はかなり万能であり、何にでも合わせられるシンプルな旨みが身上だが、案外とバランスよく使うのは難しいと感じる。五右衛門のようにイタリアンからは遠く逸脱した特異な使い方をする店が多い気がするのだ。和風素材を積極的に取り入れて、なおかつセンスよく仕上げてくるイタリアンはそう多くはない気がする。
Andy Cafe アンディー・カフェ
横浜市神奈川区六角橋1丁目19-1
電話: 045-431-3726
営業: 11:00~15:00(LO:14:00)、
17:30~21:00
定休: 月曜
最寄: 東横線 白楽4分
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