イツワ製麺所食堂@反町 |
反町と言えば、以前には大勝軒があって足しげく通っていたし、ShiNaChiKu亭、田伏と並んでイツワにも行っていた。東横線・東白楽~反町~JR東神奈川を結ぶ三角地帯の内側には数は多くはないけれどもレベルの高いラーメン屋がいくつかあるのだ。しかし、今年になって超強力なSHINが開店して以来、その他の店には足が向かなくなってしまったのだ。
味とインパクトという点においてSHINは他を圧倒しており、また季節の限定メニューも個性的で飽きがこないのだ。さて、久し振りのイツワだが、何一つ変わっておらず、ストイックなまでに原点に忠実なオペレーションには頭が下がる。たとえブームが去って客の入りがそれほどでないにせよ、従前の味とクォリティをきちんと守り通していることは称賛に値するのだ。
店には13:00過ぎの到着で先客は2組3名、後客1名。券売機で買ったのは、家内は担々つけめん+味玉、私は担々らーめん(太麺)+味玉。すぐに擂粉木と擂鉢に入った胡麻、ナッツが出される。ごりごりと擂粉木を回しながら待つこと暫し、両方のオーダー品がサーブされた。以前と全く変わらないビジュアル、そして味である。
個人的にはイツワではスーラーラーメンが好みなのだが、あの強烈な酸味と塩っぱさはいつもいつも食べたいとは限らない味。その点、担々めん/つけめんは優しく包み込まれるような味と香りを備えていていつも安心して頂けるのだ。ちょっと甘いけれどもバランスの良い動物系スープ、ここに挽肉の旨みが移って胡麻の風味と共にぱつんとした麺を頂くと暫し至福の時間が訪れる。
この馥郁としたスープにはもうちょっと加水率の高い、ぷにっとした麺のほうが合う気もするし、この自家製麺ならば少し柔らかめの茹で加減のほうが胡麻味に合う気がする。が、この硬質な麺はイツワの矜持であり特徴なのでこれはこれで受け入れるべきなのだろう。無論、ガッツの効いたスーラー系にはこの麺が断然合うのだが。
坦々らーめんの方は、丼にたっぷりと盛られた野菜と一緒に頂く普通の汁麺で、同じ内容でつけ麵で頂く方は具が別の小鉢で提供される野菜類を適宜、汁椀に投入しつつ食べ進めるという趣向。しゃきしゃきしたモヤシとメンマ代わりの筍の穂先、水菜、海苔を適宜投入しながら麺を絡めて啜ればこれは嬉しい美味である。
地飼いの鶏が産んだものを特別に取り寄せているという味玉は甘味も滋味も濃くて旨い。
麺が終わってしまってもスープを味わう楽しみが残されており、つけ麺のほうはスープ割りで締めくくることが可能。
ラーメンの場合、丼の底に沈んだ挽肉を掬うための網が別途欲しいと思うくらいに後を引く美味しい肉だし、この肉から煮出されたバランスのとれた動物系の味は穏和で落ち着ける。スープをたくさん啜るとあとから喉が渇くことから自制した次第。これからも頑張っていってほしい、近所でも評判の美味しいラーメン屋である。
イツワ製麺所食堂 東神奈川店
横浜市神奈川区ニツ谷町6-1
電話: 045-314-8120
営業: 11:30~15:00、17:00~20:30
定休: 月曜
最寄: 東横線・東白楽7分、反町8分
JR東神奈川7分
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先日、久しぶりにまたあのお店のつけ麺が食べたいな〜ということで再訪することに。 今回3度目のご紹介となるお店はこちらの「イツワ製麺所食堂」です。 (以前の横浜ブログの記 ...... more