めんや直伝@阪東橋 |
しかし、つけ麺は少々違うと思っていた。「もりそば」の名称もそのままに東池袋の味に近いのは神奈川新町の大勝軒だと思っていた。そういったこともあって、ここ直伝で暫くぶりにつけめんを頼んでみた。因みに、周囲にいた常連客の半分以上は中華そばを注文しており、やはりこの店は汁に浸かったラーメンがプライマリーのメニューなのかも知れない。
暫く待ってサーブされたつけめんだが・・、以前とは変化があって甘みが減っている。甘ったるくて舌に残った印象の前回とはかなり変化(進化)していて今回のは甘みはかなり抑え気味だ。その代わり酸味がちょっと尖っていて少々鼻につく。そうはいっても刺激臭というほどではなくて爽やかと評価できる範囲内の酸味と言っておこう。
浅草開花楼の麺はやはりクォリティは高くて、茹で上げが硬めであるが冷水で締めた後に乾いてきても急速に湿潤さを失うことはなくて麺がくっついて絡まるということはない。
家内の温盛りは、さすがに麺の温度が高いため湿気が急速に奪われた後は表面から絡まり始める。
ここで油断せずに麺丼の下部から混ぜ返せばなんとかダマにならずに済むのであるが、そんなことを気にせずに食べているのでやはり面倒な状態となる。そこは頑張って漬け汁の椀に塊ごと移し、解(ほぐ)してから少量ずつ掻き込むという構図だ。付け合わせのチャーシューは相変わらず薄味の煮豚風だが、これは味の濃いつけめんの出汁に浸けるとちょうど良い塩分濃度なのだと知る。
なるほど・・。この薄味は中華そばの場合にはちょっと淡くてマイナスに働くのが改めて確認できた。汁そば向けにはもうちょっと塩分濃度を上げたチャーシューを準備すると更なるクォリティ向上になると思う。しかし、汁そば/つけ麺向けのデュアルで準備するのも大変は大変だろう。
あとの詳細は割愛するが、丁寧な接客と変わらぬ品質は「直伝」を名乗るに値する秀でたものがあり、やはりこの店の存在意義が改めて証明された格好となった。いやいや・・、つけ麺/ラーメンの一杯に籠める情熱と愛情は自ずと味に出るものであり、そういった偏屈で無骨、ストレートな精神を持ったラーメン店経営者が昨今では減ってきているということなのかも知れない。
めんや直伝
横浜市南区真金町2-22-15
電話: 045-262-5780
営業: 17:00~15:00、18:00~21:00
定休: 火曜
最寄: 市営地下鉄BL 阪東橋7分、
伊勢佐木長者町8分
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デジカメの買い替えが秒読み段階に入ってます 気分的にであって、金銭的にではないんですが。。 とりあえずLUMIXのスイッチ入りっぱなし病が再発しちゃって、まいってます。 さ、6月16日にオープンした東池袋大勝軒系の新店「めんや直伝」です。 オープン初日に行ってま...... more